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リベラリズムの終わり その限界と未来 幻冬舎新書573
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2019/11/28 |
JAN | 9784344985759 |
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リベラリズムの終わり
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商品レビュー
3.8
20件のお客様レビュー
期待したほどの示唆を得なかった。 あまり納得感のない読後。 かなり極端なリベラリズムを対象にしているので、極右を論じているのと同じ。 抑圧的な人に理論武装を与えそうで心配になった。
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同性婚が認められるべきなら、一夫多妻婚も認められるべき。一夫多妻婚を自ら選択しようとする個人の自由が制限されるべきでない。また、本人の同意があるなら、近親婚の自由も認められるべき。リベラリズムは一夫多妻婚も近親婚も否定できない。しかしリベラル派は同性婚は認められるべきだが、一夫多...
同性婚が認められるべきなら、一夫多妻婚も認められるべき。一夫多妻婚を自ら選択しようとする個人の自由が制限されるべきでない。また、本人の同意があるなら、近親婚の自由も認められるべき。リベラリズムは一夫多妻婚も近親婚も否定できない。しかしリベラル派は同性婚は認められるべきだが、一夫多妻婚や近親婚は認めない。結局は、結婚をめぐる規範意識がまずあって、その規範意識のもとで自分たちが認めたい結婚に対してのみリベラリズムを適用しているにすぎない。p.54『リベラリズムの終わり』 ****** 『権力の読み方』★3 『名著ではじめる哲学入門』★3
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《紹介と感想》 リベラリズム――他者に迷惑をかけない範囲で個人は自由であり、社会はその自由を制限してはならないという原理――の限界を哲学的に論じた本。リベラリズムは理想論的で社会に余裕がなくなると成立し得ない考え方であるということ。雑に言えば「リベラリズムを徹底すると社会がめちゃ...
《紹介と感想》 リベラリズム――他者に迷惑をかけない範囲で個人は自由であり、社会はその自由を制限してはならないという原理――の限界を哲学的に論じた本。リベラリズムは理想論的で社会に余裕がなくなると成立し得ない考え方であるということ。雑に言えば「リベラリズムを徹底すると社会がめちゃくちゃになり得る」ということだろうか。今風に言えば「持続可能性に乏しい」とも表現できるだろう。予備知識不要で素人の私でも読みやすかった。著者の読者への配慮が随所に見られる良い文章だと感じた。 《関連する書籍》 御田寺圭『ただしさに殺されないために』 御田寺圭『矛盾社会序説』 《メモ》 ①リベラリズムとは「他人に迷惑や危害を加えない限り、たとえその行為が他人にとって不愉快であったとしても、社会は個人の自由を制限してはならない」という哲学的原理。 ②もし「先天異常の子どもが生まれるリスクが高まる」という理由で近親婚を禁止するのであれば、同じ理由で一定年齢以上の結婚も禁止すべきということになりかねない。 ③インセスト・タブー(近親相姦の禁忌)は、家族を成り立たせ、結婚を成り立たせ、人間集団のあいだで協力関係を構築することも可能にしている。 ④我々の社会には、リベラリズムの原理を適用すべき要件を満たしていても、それを適用することがどうしてもはばかられる事柄がたしかにある。そしてそうした事柄ほどより根源的な秩序原理として社会を成り立たせている。 ⑤リベラリズムの限界とは、パイの配分を手厚くすべきというリベラリズムの考えはパイが拡大しているときにしか説得力をもたない、という限界。
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