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しもやけぐま わくわくえどうわ
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しもやけぐま わくわくえどうわ

今江祥智(著者), あべ弘士

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しもやけぐま わくわくえどうわ

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文研出版
発売年月日 2019/11/23
JAN 9784580823938

しもやけぐま

¥385

商品レビュー

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2024/08/31

 くまだって ねぞうのわるいのがいます。  ウルのやつは ふゆのあいだじゅう じぶんのあなからかたあしを だしてました。  おかげで ウルのみぎあしのさきっちょは ぷくっとふくれたしもやけになってしまいました。  そんなウルのことを もりをあるいていたおじいさんがみつけました  ...

 くまだって ねぞうのわるいのがいます。  ウルのやつは ふゆのあいだじゅう じぶんのあなからかたあしを だしてました。  おかげで ウルのみぎあしのさきっちょは ぷくっとふくれたしもやけになってしまいました。  そんなウルのことを もりをあるいていたおじいさんがみつけました  おじいさんはめをさましたウルに「わしゃただのとりよりじゃ おまえさんをてっぽうでうったりしない ただちょっとてつだってほしいことがあるんじゃ」といいます。 教育出版国語教科書1年生で紹介されている童話。 今江祥智の文章が、あべ弘士の大胆な挿絵に乗るように漂うように語られます。 読者としても、最初は夢の中のウルと一緒に居心地良さを味わい、目を覚ましたときにいたおじいさんの不思議さ素朴さには「悪い人じゃないな」とすぐわかるし(そして正体もすぐわかるし/笑)、その後はウルといっしょに不思議な冒険に出て…という流れが、寒い冬に温かい巣でまだ夢を見ているようなそんな心地よさを感じられます。 ゆったりしたなかに自然の力強さもあるファンタジーで、文章と絵が一体となった童話です。 しかしちょっと気にしてしまったのが… 語り口が「ですます調」と「である調」を混じらせてるんですよ。 <いりぐちの あたりまで ころがってきて じたばたするものですから、かたあしが つい そとに でてしまう。(P6)>って感じに。 大人の文章としては全く問題ないし本としてもリズムが生まれるような感じでよいんですよ。(私のレビューもしょっちゅう「ですます・である」を混じらせている)「1年生の国語教科書に紹介されている」となると、普段は先生方は作文で「ですます・である」は統一と教えてると思うのですが、このような本には「小説では自由ですよ」と感じてもらえるのかな。

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2024/02/10

主人公は何が起こったかあやふやだけど、読者は知っている…というおはなし。 雪がしんしんと降る中。 冬眠中のくまのウルが、片足だけ巣の外に出して寝ている。 その足をみつけたおじいさんがいて…。 日本昔話的世界だと勝手に思い込んでいたら、そんなこちらの思い込みを裏切り、あっけらか...

主人公は何が起こったかあやふやだけど、読者は知っている…というおはなし。 雪がしんしんと降る中。 冬眠中のくまのウルが、片足だけ巣の外に出して寝ている。 その足をみつけたおじいさんがいて…。 日本昔話的世界だと勝手に思い込んでいたら、そんなこちらの思い込みを裏切り、あっけらかんと、越境してしまう。 その手つきにあっぱれ。 夜寝る前に読んだら、いい夢見られそう。

Posted by ブクログ

2024/01/13

たださん、海と青硝子さんの本棚から図書館予約 あの「今江祥智」さんの文、そしてあの「あべ弘士」さんの絵 文句ありませんね 私が学生の頃から次々作品を発表されて目にしてきた作家さん 児童文学に大きな『柱』を残して逝かれました 私の座右の銘(本)「ぼちぼちいこか」の訳もそうです ...

たださん、海と青硝子さんの本棚から図書館予約 あの「今江祥智」さんの文、そしてあの「あべ弘士」さんの絵 文句ありませんね 私が学生の頃から次々作品を発表されて目にしてきた作家さん 児童文学に大きな『柱』を残して逝かれました 私の座右の銘(本)「ぼちぼちいこか」の訳もそうです これはなんともゆるくてつよい作品でしょう じいさまにびっくり! 今江さんが63歳のときの作品とか いいなあ こんなファンタジー これからもずっと読み継がれますように ≪ くまのあし しもやけかゆく 空走る ≫

Posted by ブクログ