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炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/11/19 |
JAN | 9784152098948 |
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炎の中の図書館
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
これノンフィクションだとは思いたくないなぁ、オチも含めて凄惨な出来事すぎる。作者の行動力や表現力に心奪われた 図書館で働く愛すべき人々が、想像よりポジティブでエネルギッシュだったのは想定外だった タイトルに引かれて手に取ったが図書館についてより考えるきっかけになった、ありがた...
これノンフィクションだとは思いたくないなぁ、オチも含めて凄惨な出来事すぎる。作者の行動力や表現力に心奪われた 図書館で働く愛すべき人々が、想像よりポジティブでエネルギッシュだったのは想定外だった タイトルに引かれて手に取ったが図書館についてより考えるきっかけになった、ありがたい
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炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火 著者:スーザン・オーリアン 訳者:羽田(はた)詩津子 発行:2019年11月25日 精興社 アメリカ人はあまり本を読まないと思っていた。学生時代、グレイハウンドバスでアメリカを旅した時、バスディーポ待合室の椅子ひとつひとつに小型テレビがついているほど、彼らはテレビばかり見ていた。本を読んでバスを待っている人はほとんど見かけなかった。 アメリカでは、公立図書館がマクドナルドより多く、書店数の2倍あるという。スケールの違う図書館大国だ。そして、アメリカのことだからホーレスの利用も多いが、排除ではなく歓迎する。それどころか、もっとホームレスに利用してもらうためにと色々と工夫もしているようだ。 日本とは図書館の概念が違うかもしれない。映像や音楽のDVD類はもちろんだが、レストランのメニュー、あるいは、劇場で使われていた衣装、小道具、大きな操り人形だってある。もちろん、映画のポスターコレクション、反戦ポスターやパンフレットも。オーケストラの過去の貴重な楽譜だって借りることができるので、貧乏オーケストラにとってもありがたい。 1986年、ロサンゼルスダウンタウンにある中央図書館が7時間以上続く大火に見舞われ、100万冊以上が燃えるか、損傷するかした。建物は、1926年に人気建築家バートラム・グッドヒューの設計により建てられ、老朽化に対応して改修や増築が行われた名建築物。この火災で再び修復と増築が必要となり、1993年10月に再開館して現在に至っている。 このノンフクションでは、ある団体の読書室からスタートした当図書館の歴史、古代から行われた焚書の歴史、現在の図書館の仕事内容、放火容疑で逮捕されたが釈放された若者の民事訴訟について(容疑者とLA双方が訴訟しあった)、1960年代に盛り上がった老朽化対策の改修と増築、そして、1993年の再開館について書かれているが、いかにもアメリカのノンフィクション作家らしい、冗長で話があっちいったりこっちいったりという筆致だった。ユーモアでオチをつけるための無駄文こそなかったが、、、 ロサンゼルス図書館(に限らないとは思うがアメリカの図書館)にはレファレンスコーナーがあって、この内容が面白い。なんでも質問を受け付けるようだ。窓口ではもちろん、電話でも。例えば、米軍兵士が家族にあてた手紙は、正確な配備場所に触れるのが禁止なので手がかりをちりばめてある。それを読んだ家族が図書館に「男性が髪の毛をまっすぐになでつけている国はどこですか?」「鼻にリングをつけている人々がいるのはどこですか?」「どこの国の女性がふんわりしたスカートと白いエプロンをつけていますか?」といった調子で質問してくるそうだ。 また、警備担当者とホームレスとの心温まるエピソードにもジンとくる。ポケットマネーでお金を出してあげたホームレスが、数年後にすっかり安定した生活を送っていることを伝えに来てくれたり。 大火は本を愛する司書たちにとって魂を抜かれたような辛さだったに違いないし、1993年の復活たるや、えも言われぬ喜びだったに違いない。大阪でもつい先日、制限付きで図書館が復活した。2か月以上も前に予約した本がまとめて5冊来たが、この本はその内の1冊。このタイミングで読むにふさわしい1冊となった。
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場面や登場人物ごとの掘り下げが浅く、あまり面白くなかった。そのような事件があったんだという知識を得て途中で読むのをやめた。2/3まで読み進めて図書館へ返却。
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