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かか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2019/11/14 |
| JAN | 9784309028453 |
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商品レビュー
3.7
243件のお客様レビュー
きらっきら光る感性の独り言
独り言は何言ってんだか分からんね。ぶつぶつぶちぶつ……と。でも、この作者のモノの捉え方が瑞々しいっていうの? キラキラしてるし、ピカピカしてる。とってもハジけてる。 「かか語」だとか「かか弁」だとか言う人がいるようだけど、どこかの方言をもとに、100%それだとほんとに読みに...
独り言は何言ってんだか分からんね。ぶつぶつぶちぶつ……と。でも、この作者のモノの捉え方が瑞々しいっていうの? キラキラしてるし、ピカピカしてる。とってもハジけてる。 「かか語」だとか「かか弁」だとか言う人がいるようだけど、どこかの方言をもとに、100%それだとほんとに読みにくいし、何を書いているのかほんとに分からんので、いくらかマイルドにした感じ。九州か瀬戸内海のどこかの方言だろうと思っていたが、著者は静岡県生まれの神奈川県育ち、ということなので、うーん、違うか。でも地の文もセリフもそれに近いがなあ。 退屈していた作品は終盤、おもしろくなる。話が動き出すからだ。独り言が物語化してくる。それまでは星2つかな、と思っていたが、挽回だ。4つにしようと思った。 読みにくさのもう1つの原因は、セリフがあまりないこと。地の文の中にセリフを散りばめているので、どこまでが地の文で、どこからがセリフなのか、またその逆なのかがよく分からんで混乱しがちになる。当然、改行も少なくなる。言葉遣いが元々読み慣れない様式なので、読みにくさの倍々ゲームになってしまう。 つまり、著者は読者のことなんか考えてないのだ。だって、独り言だもんね。賞が獲れたのはこれが良かったのかな。
ぶっち
母とゆう、病、呪い、信仰 あるいは娘とゆう、病、呪い、信仰 とがよくよく描かれていた 私自身母親を前にすると、生理的な何かが反応してしまい冷静になれない、反抗したりシンクロしたり素直になれなかったりするのだが、その生理的な何かの正体が、物語とゆう形となり現れていた それはじとじ...
母とゆう、病、呪い、信仰 あるいは娘とゆう、病、呪い、信仰 とがよくよく描かれていた 私自身母親を前にすると、生理的な何かが反応してしまい冷静になれない、反抗したりシンクロしたり素直になれなかったりするのだが、その生理的な何かの正体が、物語とゆう形となり現れていた それはじとじと湿って粘つき、重く疼き痛み、つんざくようにザリザリと私を蝕んでいった その呪いの深さ、病の重さ、信仰の強さが、幼稚言葉と方言とを織り交ぜたような文体に現れていて、さながらその症状を癒すための祝詞のような呪文のような物語だった 母になったのに同時に娘でもある事に抱く生理的なものの’正体’がここにあった こうゆう物語を読みたかったのかもしれないと、 ある種の渇きを潤した物語でもあった 文学はこうゆう言語化できないものを言語化しようとする戦いの結晶のようなものだ、とも感じた作品だった
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なんというか、グロさを感じた。家族のグロさ。 支え合って生きていくもの、どちらかがのしかかってしまったらそれは崩壊する。 アダルトチルドレン
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