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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/11/14 |
JAN | 9784309028453 |
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商品レビュー
3.7
216件のお客様レビュー
きらっきら光る感性の独り言
独り言は何言ってんだか分からんね。ぶつぶつぶちぶつ……と。でも、この作者のモノの捉え方が瑞々しいっていうの? キラキラしてるし、ピカピカしてる。とってもハジけてる。 「かか語」だとか「かか弁」だとか言う人がいるようだけど、どこかの方言をもとに、100%それだとほんとに読みに...
独り言は何言ってんだか分からんね。ぶつぶつぶちぶつ……と。でも、この作者のモノの捉え方が瑞々しいっていうの? キラキラしてるし、ピカピカしてる。とってもハジけてる。 「かか語」だとか「かか弁」だとか言う人がいるようだけど、どこかの方言をもとに、100%それだとほんとに読みにくいし、何を書いているのかほんとに分からんので、いくらかマイルドにした感じ。九州か瀬戸内海のどこかの方言だろうと思っていたが、著者は静岡県生まれの神奈川県育ち、ということなので、うーん、違うか。でも地の文もセリフもそれに近いがなあ。 退屈していた作品は終盤、おもしろくなる。話が動き出すからだ。独り言が物語化してくる。それまでは星2つかな、と思っていたが、挽回だ。4つにしようと思った。 読みにくさのもう1つの原因は、セリフがあまりないこと。地の文の中にセリフを散りばめているので、どこまでが地の文で、どこからがセリフなのか、またその逆なのかがよく分からんで混乱しがちになる。当然、改行も少なくなる。言葉遣いが元々読み慣れない様式なので、読みにくさの倍々ゲームになってしまう。 つまり、著者は読者のことなんか考えてないのだ。だって、独り言だもんね。賞が獲れたのはこれが良かったのかな。
ぶっち
独特の方言で書かれていて、迫力を感じた。かかを愛しているからこそ、壊れていく母を見ているのが耐えきれないのかなあと思った。自分とは全く違う世界で、そんな人生があるのかって驚きだけど、もし自分だったらどうしたらいいのか考えさせられる作品だった。
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ことば遣いに慣れるまで物語に入っていくのに苦労するけれど、文章自体は表現力豊かで想像を刺激する。 母と娘という普遍の構図に祖母や従姉妹という要素が絡まり、主人公の苦悩を浮き彫りにするかのよう。
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