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20÷3 歌集
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20÷3 歌集

小林理央(著者)

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20÷3 歌集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川文化振興財団/KADOKAWA
発売年月日 2019/10/25
JAN 9784048843065

20÷3

¥220

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2022/10/03

小学校3年生から急に文がしっかりしてきたり漢字がだんだんと増えていってかわいい だんだん自然や虫についての描写が減ったり直接感情を表さなくなったりしていく様子が面白かった そしてどの年代もその年らしさが共感できるくらい出てるのが良い

Posted by ブクログ

2022/03/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

著者が年長さんから中学3年生までの短歌集。 感情が、五七五七七のリズムが自然と口から溢れだして、それはとても自然なことで日常だったんだろうな。 一年生の可愛い短歌。 ・がっこうで うさぎかってる なまえはね  プッピーという くろしろもよう 中3の歌  ・春休み寝ても覚めても眠ってるどの学年にも属さない日々                (これめっちゃわかる!)

Posted by ブクログ

2021/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お祖母さんの影響で5歳から短歌を作り始めた彼女の5歳から中学3年生、15歳までの作品集。 興味の移り変わり、意識の変化、歌を読み進めるうちに、1人の少女が浮かび上がってくる。 なんでこの題名なのかと思ったら、小学4年生で何気なく詠んで、これ以降、周囲の評価を意識し始めた一首ということらしい。 忘れてしまっていた記憶がよみがえるような短歌たち。 なんでだか、切なくてグッとお腹に力をこめる。 りおのはら もういたくない よかったな これからすぐに プールにいくよ かん字はね むずかしいのが あるんだよ たとえば勝つとか 負けるとかだよ はがぬけた 六本目だよ いたかった くるくるポロッと きれいにぬけた お年玉今年はいくら集まるか ヘビのぬけがらにお祈りしよう さみしくて泣きそうなとき 勉強で 気をまぎらわす 20÷3 真っ青な海を両手ですくったら 透明な水 指から逃げた 人生は「ゲーム」なんだとカッコつけ 結局負けたらどんな顔する プスプスと冷たい体に穴があく 冬の空気が針さしてくる どうしても伸びない記録五十走 だれのせいにもできない私 地理の授業 終わったあとは 何見ても 大笑いできる 幸福な午後 歳をとることはいやがる人間が 年明けるのを盛大に祝う 水槽に飼われた金魚の幸せは 世界の悪を知らない幸せ でもだってしょうがないじゃん だってでも テストが難しすぎただけじゃん 雪の色何色かって聞かれたら 白と答えない人になりたい 五年前ノートにメモした字を見つけ 微笑んでいられる自分になった 地球って丸いから前にあるものが 後ろにあるって言えるんだよね 大人にはなりたくないし子供とも思われたくない 今を飛びたい なんでもない顔で座っているけれど 誕生日なの ちょっとにやける

Posted by ブクログ

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