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僕のなかの壊れていない部分 文春文庫
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僕のなかの壊れていない部分 文春文庫

白石一文(著者)

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僕のなかの壊れていない部分 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/11/07
JAN 9784167913861

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商品レビュー

3.3

29件のお客様レビュー

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2024/02/04

年末年始の怒涛の読書から一転、通常営業モードが戻ってきたのとがっつり低下したメンタルで、読了に1ヶ月弱かかってしまった… さらにクズ気味の主人公にさほど共感できず、でもきっとわたしはこういう人が目の前に現れたら惚れるんだろうな、なんて思いながらたらたらと読む。 読み進めていくと...

年末年始の怒涛の読書から一転、通常営業モードが戻ってきたのとがっつり低下したメンタルで、読了に1ヶ月弱かかってしまった… さらにクズ気味の主人公にさほど共感できず、でもきっとわたしはこういう人が目の前に現れたら惚れるんだろうな、なんて思いながらたらたらと読む。 読み進めていくと、主人公がなぜ孤独や寂しさを抱えているのかが、じわじわと描かれる。でも彼の表現の仕方、相手への伝え方がすんんんごい下手くそで。でもたぶん、触れてほしくないところに入って来てほしくないからこそ、こういう表現しかできないんだろうな、とも思う。だけど、相手を大切にしていない物言いや自己中な人付き合いが、一緒にいたらすごく大変な人なんだろうな。 そんな主人公と上手な距離感で近くにいるのが、彼女の枝里子だ。すごくいい女で、でもこういういい女と一緒にいるのがしんどくなる主人公の気持ちもよくわかる。だけど、やっぱり主人公が枝里子を大切にしていなさすぎる。 そして、家の近くに住んでいるスナックのママ・朋美とも交際し、セフレの大西夫人とはびっくりするくらい激しいセックスをし、基本的には、家に鍵を閉めずに日々を過ごしている。やばすぎる。 窪美澄さんの解説がすごくいい。 窪さん同様、というかみんなもそうだと思うんだけど、「僕の中の壊れていない部分てどこなんだろう」と、思いながら読み進めるはずだ。 複雑な生い立ちから、自分は無価値で生きている意味なんてない、と思いながら生きている主人公。話も偏屈で長い。だけど、彼が昔懐いていた真知子さんや、朋美の息子の拓也のことになると、突然ハスっている感じがなくなる。きっと、彼の壊れていない部分は、そこにあるんじゃないかと思うんだ。 とはいえ、この作品は著者の白石一文さんが20代の頃に描いたものだそう(帯より)。きっとその頃に「生きるとは何か」ってことに全力で向き合って描ききったものなんだろうなと思う。偉人の作品の引用部分も含め、当時の白石さんが「生きるということ」に全力で向き合って、必死に自分なりの答えを見出そうとしているように感じた。

Posted by ブクログ

2024/02/04

現代文学小説の様な複雑な人間の心理を細かく表現されている。主人公直人との特殊な育ちから独特の個性と男女関係の複雑な複数、枝里子、朋美、大西昭子の関係が重い小説だった。色気グロさも一般的にはきつい部分も。最後のエンドレスの雷太の行動には驚いたが、その後このストリートが落ち着いて終わ...

現代文学小説の様な複雑な人間の心理を細かく表現されている。主人公直人との特殊な育ちから独特の個性と男女関係の複雑な複数、枝里子、朋美、大西昭子の関係が重い小説だった。色気グロさも一般的にはきつい部分も。最後のエンドレスの雷太の行動には驚いたが、その後このストリートが落ち着いて終わっていく。

Posted by ブクログ

2023/08/29

偏屈で臆病な主人公。 まっすぐで人間らしいエリコが眩しくて苦しくて。 家庭環境のせいで記憶力がみについたり、、、。それでも活かせる特技なのはある意味うらやましい。 給料がいいからというシンプルかつめちゃくちゃ羨ましい理由で選んだ職場にすんなり入れるのは記憶力のおかげ?それとも、面...

偏屈で臆病な主人公。 まっすぐで人間らしいエリコが眩しくて苦しくて。 家庭環境のせいで記憶力がみについたり、、、。それでも活かせる特技なのはある意味うらやましい。 給料がいいからというシンプルかつめちゃくちゃ羨ましい理由で選んだ職場にすんなり入れるのは記憶力のおかげ?それとも、面接官は彼のどこの何を見て彼を採用したんだろ。と思いましたけど。 拓也への想いも、必要とされる喜びというエゴと感じてしまい、とことん不器用。でも、ちょいちょいでてくる偏屈な持論がわからないでもないし、共感できる部分もあった。 もちろん、彼の哲学に追いつけない部分も多々、本当に多々あったのでエネルギーある時にまた読み返したいとも思いました。

Posted by ブクログ

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