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インディアンとカジノ アメリカの光と影 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/11/05 |
JAN | 9784480072689 |
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インディアンとカジノ
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インディアンとカジノ
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「インディアン保留地は「国内依存国家」であり、条約締結関係を結んだ当事者であるアメリカは、後見的立場で部族とその国家としての地位を保護する義務がある。」 1831年にインディアン所有地は国家であるとしたマーシャル判決が、米国におけるインディアンの存在を端的に表している。 面白かった
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最近観た映画「ウィンドリバー」で、インディアンが今もなお貧困の中で生きざるを得ないことを知って衝撃を受けた。 小さい頃アリゾナでインディアンが昔住んでいたという石造りの家の遺跡を見たけど、なんとなくもうインディアンは非インディアンと格差なく暮らしているものと思っていた。 そんな中...
最近観た映画「ウィンドリバー」で、インディアンが今もなお貧困の中で生きざるを得ないことを知って衝撃を受けた。 小さい頃アリゾナでインディアンが昔住んでいたという石造りの家の遺跡を見たけど、なんとなくもうインディアンは非インディアンと格差なく暮らしているものと思っていた。 そんな中でたまたまこの本の存在を知って、いまの仕事とも関連があったので手に取った。 不利な条件で土地を奪われ、差別と貧困の中を生きなければならなくなったインディアンによる、自立を手に入れるための連邦との戦いを取り上げたもの。連邦から自立するために連邦と戦わなければならなかったインディアンの長い道のりと諦めなかった心を思うと尊敬の念を感じた。そして全てのインディアンがカジノで収益を上げられているわけではない(必ずしも経済的に自立していない)こと、収益を上げているとしてもそれが永遠に約束されたわけではないことを踏まえると、インディアンが進まなければならない道のりはまだ長いのだと感じた。 そして、カジノによる売り上げをもとに経済的に自立し、ようやく自らによる自治を手に入れたインディアンではあるけれど、カジノ収益の分配をめぐり非成員化という部族成員の選抜が進むなど、経済的に自立するだけで全てが好転するわけではないことに現実の難しさを痛感させられる。 この本の中では、インディアンとヨーロッパからの移民の出会いから書かれているので、インディアンがなぜ貧困の中に暮らさなければならなくなったかの背景も知ることができる。
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ラスベガスを超える収益を上げていると言われるインディアン保留地におけるインディアンカジノについて、アメリカ大陸の先住民、インディアンとアメリカ合衆国独立から現代に至るませの歴史を俯瞰しつつ、インディアンがカジノ経営に至ったその軌跡を紹介した新書。
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