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タスキメシ 小学館文庫
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タスキメシ 小学館文庫

額賀澪(著者)

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タスキメシ 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2019/11/06
JAN 9784094067149

タスキメシ

¥220

商品レビュー

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30件のお客様レビュー

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2025/01/10

駅伝が大好きなのでいつか読みたいと思っていた本作。 最初の方は主人公の眞家早馬が怪我をしたとはいえ、練習に戻らない姿勢がとても残念で、弟である春馬やキャプテン助川の思いの方に共感してしまった。 早馬に料理を教えることで1人で料理し、食べることの寂しさから解放された都の置かれた...

駅伝が大好きなのでいつか読みたいと思っていた本作。 最初の方は主人公の眞家早馬が怪我をしたとはいえ、練習に戻らない姿勢がとても残念で、弟である春馬やキャプテン助川の思いの方に共感してしまった。 早馬に料理を教えることで1人で料理し、食べることの寂しさから解放された都の置かれた境遇とそれを乗り越えようとしていた強さに心が震えた。 そんな都だから早馬の考えていることも春馬や助川の思いも推し量ることが出来たのだろう。彼女なくしてこの物語は完成しないとさえ思った。 全国大会のレベルで競技するアスリートに栄養面での偏りがあったら戦えないのは事実だろう。競技を諦め偏食の弟の為に料理をする早馬が少しずつ料理の腕を上げ春馬が美味しそうに食べる場面は読んでいて嬉しくなった。 そして助川と春馬が早馬を競技に引き戻そうとした駅伝での賭け。この辺りから涙腺が緩んで仕方なかった。 箱根で走れるのはわずか10人。給水係りであっても箱根を走ったと明るく言えるまでには数年はかかるだろう。 娘の友達も箱根駅伝のランナーだった為私も沿道に応援に行った経験がある。本当に一瞬で走り去って行くスピード。彼らがこの場で走るまでにはどれだけの努力とドラマがあったのだろうと改めて彼らに思いを馳せてしまった。解説の柏原竜二さんのお話を読むと更にこの小説が現実に近いお話かがよくわかる。 箱根駅伝だけが駅伝ではないが、やはりお正月にみんなで観戦してしまう魅力があの駅伝にはあるのだ。今年も箱根駅伝にはたくさんのドラマがあった。本当に新年早々心を揺さぶられ泣けてしまう私がいた。来年の箱根駅伝まではまだ1年近く時間があるので、その間に本作の続編を楽しみたいと思う。

Posted by ブクログ

2024/12/23

スポーツに真剣に取り組んでいる人は多いが、歳を重ねるにつれて「透明なふるい」にかけられるように、選ばれた者だけが残っていく。ケガで陸上競技から離れた主人公が、料理にのめり込み、栄養士を志そうと決意する中、才能のある弟へのコンプレックス、怪我を恐れて全力では走れなくなってしまった不...

スポーツに真剣に取り組んでいる人は多いが、歳を重ねるにつれて「透明なふるい」にかけられるように、選ばれた者だけが残っていく。ケガで陸上競技から離れた主人公が、料理にのめり込み、栄養士を志そうと決意する中、才能のある弟へのコンプレックス、怪我を恐れて全力では走れなくなってしまった不安や自身の精神的な弱さと向き合う。 主人公は、本当に陸上競技を諦めてしまうのか?栄養士になりたいというのは、本当に心から出た選択なのか?結末が気になって読み進めたし、「ああ、こんな結末になったのか」と主人公に寄り添って読んだ。

Posted by ブクログ

2024/08/17

自分の気持ちへどう折り合いをつけるか、どう進んでいくか、それぞれが悩んで、思い合って、ぶつかり合っていく話。

Posted by ブクログ