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この海を越えれば、わたしは
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | さ・え・ら書房 |
発売年月日 | 2019/11/05 |
JAN | 9784378015279 |
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分のルーツを知りたい、と思うことは、子どもが大人になる過程の一つかもしれない。 クロウは赤ん坊の時に古い船に乗せられて、海に流された。流れ着いた島で彼女を拾ったオッシュは世捨て人で、絵を描いたり漁をしたりしてクロウを育てた。クロウはハンセン病患者の隔離施設のある島から流されたのではないかと思われ、他の人たちからは遠ざけられている。相手をしてくれるのはミス・マギーだけだ。 そんな中、自分は隣のペニキース島から来たのだろうか、と思うクロウの思いから、島に渡ったことから、宝を探す盗賊に遭遇、一気にスリリングな冒険に雪崩れ込んでいく…。 捨て子だった一人の少女がいわれのない差別を受けたり、血の繋がりのないオッシュとの交流、お互いの思い、自然と付き合いながらの暮らしの意味などを問い直していく。 海賊が残した宝をどうすべきなのか、一度、手にした宝をどうすべきか、どう捕らわれてしまうのかなど、少し未消化な気もしたが、久しぶりに一気に読み進んでしまった。面白かった。
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素敵な装画に惹かれて手に取った。 Marumiyan(マルミヤン)が描くクロウと猫のマウス、 その眼差しは一度見たら忘れられない。 舞台はマサチューセッツ州カティハンク島のそばにある小さな島。 地図の中にその島を見つけた。 海鳥の鳴き声や岩礁にあたって砕け散る波の音まで聞こえ...
素敵な装画に惹かれて手に取った。 Marumiyan(マルミヤン)が描くクロウと猫のマウス、 その眼差しは一度見たら忘れられない。 舞台はマサチューセッツ州カティハンク島のそばにある小さな島。 地図の中にその島を見つけた。 海鳥の鳴き声や岩礁にあたって砕け散る波の音まで聞こえてきそうで、すんなりと物語に入って行けた。 「カティハンク島の人たちがわたしを怖がっているのはなぜ」 「ペニキース島のハンセン病患者隔離施設からやってきたのは本当なのか」 クロウの"自分探しの旅"が始まる。 マサチューセッツ州ケープコッドに住む作者のローレン・ウォーク。 1925年当時の島の暮らしや時代背景を土台にしてこの物語を作り上げたそうで、魅力ある一冊になっていると思う。 ハンセン病については、末尾にルビ付きで説明があるので中学生以上なら理解できそう。 ペニキース島の療養所に日本や中国、ほかの国々からもハンセン病患者が来ていたと知って驚いてしまった。(作者あとがきより) 自分がだれかを知りたい、確かめたいとクロウは初めて海を超えた。 冒険の旅を終えてクロウが得たもの、 それは、オッシュとミス・マギー、猫のマウスと共に生きていくこと。本当の"家族"としてこの島で。 拾った赤ちゃんにクロウと名付けて育ててきたオッシュ。彼がなぜこの島にたどり着いたか、過去についてもう少し詳しく触れてほしかったと思う。
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とにかく食べ物の美味しそうな事! 100年ほど前の暮らしなのに・・・ 生き方 考え方 クロウはちゃんと育っている
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