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21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/11/19 |
JAN | 9784309227887 |


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商品レビュー
4.1
159件のお客様レビュー
『サピエンス全史』を書いた歴史学者の著者は、本書では近未来の人間社会をシュミレーションしている。基本的な想定は、2050年くらいにはAI等の技術が発展して、超格差社会となり、多くの人が奴隷状態ではなく「不必要市民」になっているというデストピア。 歴史学に裏打ちされた理論はなかなか...
『サピエンス全史』を書いた歴史学者の著者は、本書では近未来の人間社会をシュミレーションしている。基本的な想定は、2050年くらいにはAI等の技術が発展して、超格差社会となり、多くの人が奴隷状態ではなく「不必要市民」になっているというデストピア。 歴史学に裏打ちされた理論はなかなか説得力がある。後半ではそれに陥らないための「哲学」とも言える理論が書かれている。その結論は瞑想してひたすら自己観察すること。自身の肉体を自覚することが、現代と未来の困難に対処する基礎になる。そうすれば、宗教・イデオロギー・消費社会などの「虚構の物語」にからめとられず生きていけるというもの。 「自由主義」はどの国も謳っているが、過去と現在では様子が違う。過去は「セットメニュー」現在は「ブッフェ形式」。 自由主義には欠かせない要素が複数あり、どれかだけを選ぶことは出来ない。しかし現在のブッフェ方式は、それを選ぼうとしている。どの国も選びたい自由主義ブッフェの料理は「平和な国際関係」というチョコレートケーキだ。どの国も大皿から取りたくない料理は「移民」というセロリだ41 自由主義と民主主義はナショナリズムと対立する思想だと考えがちだが、実はナショナリズム無しに自由主義、民主主義は成立しえない。それか過剰になると近隣国との戦争に発展する。 ただ、第一次対戦で多くの犠牲が払われ、世界各国はナショナリズムを抑えて共存する考えを持ち始めた。しかし1945年に原爆か開発され実際に使われると、さらにグローバルなコミュニティを模索し始めた。189 地球温暖化対策の難点は国によって被害が異なること。キリバスが水没し、チャドが砂漠になる一方、ロシアは海面上昇の懸念は少なく、シベリアが大穀倉地帯になり、北極海路が使えるようになりカムチャッカがシンガポールのような大国際港になる。 逆に、石油依存が少なくなると日本、韓国、中国のエネルギー経済は利益を増すが、石油が主流産業のロシアは大打撃をくらう203 核戦争、地球環境、テクノロジーの暴走を防ぐには「グローバルな政治」が必要。これは「世界政府を作る」という非現実的なやり方ではなく、それぞれの国や都市の政治がグローバルな視点を強く持つということ。 例えば選挙がれば候補者に次の4つ質問をして、どう答えるかで投票を考える。 ・もし当選したら、核戦争の危険を減らすためにどんな行動を取るか? ・気候変動の危険を減らすためにどんな行動を取るか? ・AIや生物工学のような破壊的技術を規制するためにどんな行動を取るか? ・2040年の世界をどう見ているか?最悪の筋書きは、最善の筋書きは、どう描いているか? (これは政治家だけでなく、アーティストの思想としても重要)213 「特定の神殿」が暴力と争いの原因となるなら、そんなものがなぜ必要だろう?その神殿が機能不全に陥っているの明らかだ(著者はイスラエル在住)327 「人々にもっと正確な情報をもっと多く提供して、事実を浴びせ、無知を暴けば人を説得できる」は成功しない。人は事実を多く突き付けられればうんざりするし、「自分は愚か者だ」と絶対に思いたくない。保守派のティーパーティー運動支持者に、統計データを示せば「地球温暖化は本当に起こっている」と説得できると思わないほうがいい。352 ポスト・トゥルースの時代と言われる現代は、嘘を真実にねじ曲げて人々に信じ込ませることをなかなか是正できない。それがトランプやプーチンを存在させている。たとえば、プーチンはウクライナ侵攻を正当化するために「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」という「嘘の国家」をでっち上げた。それを多くのロシア国民は信じている。 ただ、このような嘘は昔からある。満州国は上記の人民共和国にそっくりだ372 聖書やクルアーンは、フェイクニュースあるいはハリーポッターと同じ虚構だ。1000人か 1ヶ月信じればフェイクニュース。1000万人が1000年信じれば宗教。 その証拠が歴史上少なくとも一つある。日本では現人神を信仰していたが昭和天皇は「私は神ではない」と宣言した377 「コンピューターがハッキングされる」というが、現代はもはや「人間の脳がハッキングされている」時代だ。政府や巨大企業の多量のマーケティングにさらされていて、だれもが影響無しではいられない427 「ファシズム」の名前の由来はラテン語で「棒の束」。一本では簡単に折れるが束なら折れないことから。つまり「三本の矢」467
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問題は個人で扱えるものではない でも、考える必要はある 決して、無関係なことではないから 自分にできることは「学ぶ」こと 学び、知り、自分ができる範囲で行動に変えていく
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テーマは様々だが、論旨は『ホモ・デウス』そのものなのが残念。 記述は情緒的で、話題は尽きないが、骨太さがない。 この手の本の「長さ」は罪だと思った。 宗教が信を強調した(する)のは当たり前だが、ポストトゥルースの時代にそのことを指摘するのはちょっと面白い。
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