21 Lessons の商品レビュー
問題は個人で扱えるものではない でも、考える必要はある 決して、無関係なことではないから 自分にできることは「学ぶ」こと 学び、知り、自分ができる範囲で行動に変えていく
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テーマは様々だが、論旨は『ホモ・デウス』そのものなのが残念。 記述は情緒的で、話題は尽きないが、骨太さがない。 この手の本の「長さ」は罪だと思った。 宗教が信を強調した(する)のは当たり前だが、ポストトゥルースの時代にそのことを指摘するのはちょっと面白い。
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そうそう、この人は歴史学者なんだよな、と改めて気が付かされたりした。内容的にはホモデウスで十分かなと。
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人類の歴史、政治、宗教、経済、科学技術等を関連づけて高い視点で解釈を与え、では人類はこれからどうあるべきかを著者の観点で語る本。自身が考えたこともなかった事を議論するところとかは知的好奇心が刺激されて面白かった。さすが知の巨人… しかし、サピエンス全史(=過去)→ホモ・デウス(=...
人類の歴史、政治、宗教、経済、科学技術等を関連づけて高い視点で解釈を与え、では人類はこれからどうあるべきかを著者の観点で語る本。自身が考えたこともなかった事を議論するところとかは知的好奇心が刺激されて面白かった。さすが知の巨人… しかし、サピエンス全史(=過去)→ホモ・デウス(=未来)→21 Lessons(=現在)と読んだが、とにかく長くて、結構疲れた。
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内容は良いのだがもって回ったわかりにくい文章だなぁと思います。冗長的に過ぎる。 結局この人が何を言いたいかというと「人生は物語じゃないんだぜ」という所。そこはブレてない。 結果的に物語に見えたりするかもしれないけど多くの宗教や広告やフェイクニュースはこの物語を作ろうとしている。いっちゃあ何だがブレイキングダウンなんかその最たるもの。でも面白いよねってなる? じゃあそんな身も蓋もない事を言われれば自分のアイデンティティはどうなる?って話だけど。 世の中はAIやビックデータ化されていて人間はちょっとずつロボット化していく人が多くなる。でデータを支配している人達に富が流れる。 人間には身体がありオフラインでは疎外感や混乱が生じる。だからこれからの時代は身体の時代が来るとも思える。 人種差別というのは意味がない。アインシュタインが偉大だからユダヤ人が偉大な訳ではない。ただ文化的差異はあるかもしれない。そこは研究の余地があるだろう。 自分を世界の中心と思うな、人間の愚かさを舐めてはいけない。という名目が続く。 日本人は愚かさによりかつて世界二次世界大戦で敗れた。ところがそこからの躍進を遂げたのは敗戦し領土を失ってからだった。それを誰が予期できただろう。 それに支配されない為にどうすれば良いか。知りたい事について「お金」をかける事という身も蓋もない事が書いてあって笑ってしまった。 瞑想し観察する事により得られる事の偉大さを書いてもいる。
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サピエンス全史より、こっちのほうがいいですね。 サピエンス全史はあたかも史実を書いてるように誤解させるところがあったけど、こっちは著者の意見というのがハッキリしてるので、そういう見方もあるのかーと素直に読めます。
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・正しいことを自分の頭で考えて、そして調べることが大事。 ・ラショナルなリテラシーを身につける・教育を推進していくことが重要。 ・様々な人と関わることで自分の価値観を広げていくべき。 ・人間は恐怖などで支配するより、幸福などで支配するほうがより効果的。 結構興味深かったのが、デー...
・正しいことを自分の頭で考えて、そして調べることが大事。 ・ラショナルなリテラシーを身につける・教育を推進していくことが重要。 ・様々な人と関わることで自分の価値観を広げていくべき。 ・人間は恐怖などで支配するより、幸福などで支配するほうがより効果的。 結構興味深かったのが、データを見せるよりもある一つの事例(ストーリー)を見せる方が人々の心を動かすことができるということ。
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サピエンス全史では、宗教、お金、国家など、あらゆるイデオロギーを「フィクション」と結論付けてあぶくに踊る社会のバブルをパチンッと割ってみせた。本書はそのお得意シリーズの第二弾と言って良いだろう。 ※前著「ホモデウス」は人類の未来予想の色合いが強かった。そういう意味ではハラリさんの...
サピエンス全史では、宗教、お金、国家など、あらゆるイデオロギーを「フィクション」と結論付けてあぶくに踊る社会のバブルをパチンッと割ってみせた。本書はそのお得意シリーズの第二弾と言って良いだろう。 ※前著「ホモデウス」は人類の未来予想の色合いが強かった。そういう意味ではハラリさんのフィクションにどっぷり浸かる内容と言って良い。 今回のお題は、仕事、自由、平等、ナショナリズム、移民、テロ、戦争など現代社会が抱える問題。今回も宗教と神の存在に切り込んでいる。人々を信じ込ませる言説の後にパチンと割ってみせるお得意パターンは、「マジックの種明かし」動画でも観るような爽快感がある。 政治家や指導者が「犠牲」「永遠」「純粋」そして「救済」のどれかを連呼するようなら身構えよう。厄介な状況の始まりかもしれない。
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ホモデウスから引き続き人類の行く末について考察した本書。 内容的には理解するのに専門的な知識が必要な部分もあり、人によっては読み進めるのが難しく感じるかもしれない。 テクノロジーの進化から人類はこれから未知の世界へ突入しようとしている。 人類のアイデンティティが崩壊するやも知れないこれから時代に筆者なりに生き抜くヒントや方法を提示している。 最終章で筆者はテクノロジーが解明していない心の仕組みを、瞑想によって自分自身を知ること、見つめることが重要だ主張している。 自分のことは自分で決める。そのためにはまずは己を知ること必要なのだ。
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『サピエンス全史』『ホモ・デウス』と同じ著者の本.テーマ別に課題やポイントをまとめたもの.半分以上は既に読んだ話だが,いろいろ示唆に富んでいる.外出時に簡単に持ち出せないので,読み終わるまでにずいぶん時間がかかってしまった.
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