短歌の詰め合わせ ことばアソート

東直子(著者), 若井麻奈美

• 販売会社／発売会社: アリス館
• 発売年月日: 2019/10/26
• JAN: 9784752009009

商品レビュー

2024/12/31

6つのテーマに沿って選ばれた短歌と、それに対する作者の感想、そして各章の終わりにちょっとした短歌の作り方的なワークが入った1冊。

現役の歌人が歌を読むときに考えていることがわかって面白い。
「その一語からこんなに情景を想像できるんだ！」とか「私は不安感より爽やかさを感じたなぁ…」とか、こちらも色々考えられた。

一方ワークの方はコラム的な感じで量も少ないので、短歌を自分で作りたい人の入門書・ワークとしては物足りないかも知れない。

私は短歌を読む際に他の人が何を考えているか知りたかったので楽しく読めた。
あと、イラストもとてもかわいい。

2024/08/17

いろいろな短歌とその解説と、短歌自体の解説。
タイトルも流石というほど素晴らしい。

いろいろな短歌が選ばれて、やさしい雰囲気の絵とともに解説されていて、たくさんの世界を味わえて楽しい。
歴史なども簡単にまとめられた入門書的な要素もある。

2024/05/18

理由もなく短歌に興味を持っての一冊目。
いいなぁ。と思った短歌をメモ程度に。

ハムレタスサンドは床に落ちパンとレタスとハムとパンに分かれた(岡野大嗣)

「やさしい鮫」と「こわい鮫」とに区別して子の言うやさしい鮫とはイルカ(松井正直)

人はみな馴れぬ齢を生きているユリカモメ飛ぶまるき曇天(永井紅)