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日曜日の人々 講談社文庫
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日曜日の人々 講談社文庫

高橋弘希(著者)

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日曜日の人々 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/10/16
JAN 9784065172711

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在の私の精神状態で読むには少し重たい小説だった。過去の、寝ても覚めても生と死について思考を巡らせ、ときにはあちら側へ踏み出そうかなんて考えていたときのわたしであれば、もっと深く作品の世界に入り込めていたのかもしれない。結局最後まで主人公の気持ちはうまく読み取れなかったし、終盤の生死の際での描写がかなりリアルで目を背けてしまった。 『デプレッションは選択肢の消えていく病であるが、確かに僕の選べる未来は次第に限られていった。僕は幼少期に縁日で見た"千本引き"と呼ばれるくじ引きを思い描いた。あの赤い紐の先に景品が付いているくじ引きである。赤い紐の束が少しずつ減っていき、残った数本の紐を引いてみると、そこには"首吊り“ だの"飛び降り"だの"服毒"だの記してあるのだった。』 いつ誰が自死を選んでも、はたまたいつ誰が自死遺者になっても可笑しくないのだ。あの頃のわたしのくじ引きに、"希望"が残っていて本当に良かった。

Posted by ブクログ

2024/06/02

先週の日曜日に図書館で貸出した本。 日曜の憂鬱な気分に寄り添ってくれるのではないか、と思って手に取った。 いざ頁を捲ると、胸を苦しめられる言葉に圧倒され続ける事となった。 「生きることも死ぬこともファッションだと考えればいい」というような台詞を見た時、カンザキイオリさんの「命に嫌...

先週の日曜日に図書館で貸出した本。 日曜の憂鬱な気分に寄り添ってくれるのではないか、と思って手に取った。 いざ頁を捲ると、胸を苦しめられる言葉に圧倒され続ける事となった。 「生きることも死ぬこともファッションだと考えればいい」というような台詞を見た時、カンザキイオリさんの「命に嫌われている」を思い出した。彼の曲はこの一曲しか知らなかったが、知らない曲を今聴くべきだと思い「大人」という曲を聴いた。再び涙が零れた。 ひなのちゃんが人の愛に触れることのできた、その事実への安堵感と、私にも自死の可能性はあるだろうなという恐怖。 今まで読んだ本のなかで最も衝撃的だった。

Posted by ブクログ

2024/05/06

------------------------- 剃刀みたいな文章が 「居たい」と「痛い」を引き裂く。 ぱっくり開いた穴はどうせ空っぽなのに、 なぜだかいつまでも目が離せない。 尾崎世界観 ------------------------- チャプターズ書店のYouTubeで、...

------------------------- 剃刀みたいな文章が 「居たい」と「痛い」を引き裂く。 ぱっくり開いた穴はどうせ空っぽなのに、 なぜだかいつまでも目が離せない。 尾崎世界観 ------------------------- チャプターズ書店のYouTubeで、 文喫に訪れた際に購入されていた一冊でした。 ずっと気になっていて購入して、 可愛らしい表紙だけを見て、週末に読んだ一冊です。 結果、表紙から想像していた話を違いました。 従姉の奈々が自殺した。 死んだはずの奈々から届いた荷物。 荷物の中には紙束。 それは彼女の日記だった。 彼女の死の理由を知るため、 航は奈々が生前参加していた朝の会。 虚飾、過食、不眠…様々なものを抱えた人たちが集う。 参加者は自分の話したい事を文字にする。 奈々の抱えていた秘密や気持ちを知り、 航もゆるやかに死に近づくような気配に、 途中で読むのが怖くなり苦しくなり、 それでもページをめくる手は止められず。 身近な人が自ら命を絶つこと、 どんなに集まって話をしても聞いても、 結局はぐちゃぐちゃになっていって。 そして突き付けられる強烈な生。 私は影響されやすい方なので、 読み終わった後しばらく放心状態というか、 物語の余韻から抜け出せませんでした。苦笑 でも読んでよかったし、 こんなに痛くて痛い物語を書ける著者の 他の作品も読んでみたくなりました。 今度はあらすじとタイミングをみます。苦笑

Posted by ブクログ

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