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べらぼうくん
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2019/10/11 |
| JAN | 9784163911052 |
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べらぼうくん
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商品レビュー
4
75件のお客様レビュー
面白そうだと思いつつ、読んでなかった万城目さん。 独特な世界観に思えて、ついていけなかったら嫌だな〜、この感じ、森見登美彦さんと似てるなぁ(お二人は私の中では同類)と思っていたらエッセイに出会った。 一浪して入った京大は、ゴールのように感じてしまい、そこからスタートする周りと...
面白そうだと思いつつ、読んでなかった万城目さん。 独特な世界観に思えて、ついていけなかったら嫌だな〜、この感じ、森見登美彦さんと似てるなぁ(お二人は私の中では同類)と思っていたらエッセイに出会った。 一浪して入った京大は、ゴールのように感じてしまい、そこからスタートする周りと比べ、劣等感にあふれ、鴨川を見ながら猫背に座るヤツだったという。 何だか、森見さんの「四畳半〜」の主人公みたいじゃないか⁉︎ 同じ匂いがすると思ったのは間違いではなかったのかな⁉︎ でも、他の方の感想をちらっと見ても、同じ意見は見つからない…私だけかしら…? 就職、無職、からの小説家への道のり。 いやぁ、笑いました。 とくに無職時代。我が子ならだいぶ心配すると思う。 ちょっとした奇跡や不思議な縁。忍耐力。 改めて、作家さんて凄い。
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小説家として成功している著者が本書冒頭で「自分は凡人」「運がない」と語っているとおり、本書のほとんどがほぼ「うまくいってない」エピソードで占められている。小説家って才能のある人のみがなれる職業…くらいにしか思ってなかったけど、才能云々以前に「練習してうまくなる」という過程を踏んで...
小説家として成功している著者が本書冒頭で「自分は凡人」「運がない」と語っているとおり、本書のほとんどがほぼ「うまくいってない」エピソードで占められている。小説家って才能のある人のみがなれる職業…くらいにしか思ってなかったけど、才能云々以前に「練習してうまくなる」という過程を踏んでいるんだよね。当たり前だけど、多くの人に受け入れてもらえる作品ができるまでは試行錯誤があって、それを経たからこそチャンスにつなげられるのだと思う。著者は小説家になるまでが一番辛かったと語っているけど、本文に悲壮感はなく、笑えるエピソードばかり。著者が会得した技術で、読む人にとってひたすら楽しい話にしているんだなと感じた。万城目学という人を身近に感じた本であった。
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万城目作品はぶっ飛んだ面白さがあるけど薄っぺらくなくて、芯があったり、ほほうと思わせる表現があったりするのが魅力。その作者の若い頃の体験を綴ったエッセイ。楽しく読めたし、彼の人となりが窺えて興味深かった。
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