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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2019/10/10 |
| JAN | 9784620108438 |

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商品レビュー
3.4
174件のお客様レビュー
正直、感想を一つにまとめるのも、星をつけるのも難しい。納得させられる、あるいは抉られるような台詞は点在しているけれど、一本の物語として自分の中で消化しきれていない(時間をかけても消化できなさそう)。人と会ってこちらが口を挟む間もなく、その人生について聞かされたような感覚。けど、こ...
正直、感想を一つにまとめるのも、星をつけるのも難しい。納得させられる、あるいは抉られるような台詞は点在しているけれど、一本の物語として自分の中で消化しきれていない(時間をかけても消化できなさそう)。人と会ってこちらが口を挟む間もなく、その人生について聞かされたような感覚。けど、こういう小説こそが、私にとっての人間失格になるのかもしれない。 p58 「徹夜して絵描くとか言うて、ストイックぶってるけど、途中で『幽遊白書』一巻から全巻読んで結局朝を迎えたりな(略)」 「中学時代のテスト勉強してたときみたいな感覚でしょ」 「そうそう、あれからほとんど変わってなくて、意気込みと行動がまったく合っていないというか(略)」 「みんな、そんな感じなんじゃないの?」 「いや、才能ある人は寝ないし、才能ある人はちゃんと仕事するでしょう」 ↑その通りすぎて痛い p70 自分で何か作るときに楽しようとおもうことがすでに変なんだね。 p179 最初から負けにいっている奴の負け顔なんて見せられても、「器用ですね」のほかに返答のしようがない。恥をかく覚悟なんてしている時点で本当の恥はかきようがない。それにおまえの無様な面を見て馬鹿にしたりする趣味など俺にはない。誰かが誰かを蔑んだり笑ったりすることが当然であるような書きぶりはやめてくれ。 ↑負けたら吊し上げられると思いこんでいるから、「最初から勝とうとしてませんよ。だから許してください」と言い訳して自分を守れるように、負ける前提で生きることしかできないのだと思った。すべて自分の話だが。勝ちに行ける人は、他人の価値判断と非暴力性を信用しているんだろうな。私はそこから始めなきゃいけない。 p200 他者の活動に動揺させられるということは、自分に期待しているということにほかならない。自虐を尽くして傷だらけの状態なら、もうどこも傷をつけられる心配などないはずなのに、しっかりと嫉妬で身をえぐられた。所詮は自虐のふりをしているだけで、自分の周りに防壁をこしらえていたのではないか。破れたように見せかけることで、誰にも破かれない膜を。 p233 「自分らしくとか、自分としてとか強制されたくないんだよ。音楽やっててもさ、向上心が足りないとか言われたりするけど、私は誰かに見つかりたいなんておもってないんだよ。歌うのが好きなだけなんだから。でもそんなこと言ったらさ、自分が売れないことを正当化してるだけじゃん、とか変なこと言ってくる人がいるから、そこもまた嘘つかなくちゃいけなくなるんだよ」 p266 「なにかを楽観的に捉えることよりも、自分の責任を厳しく追及する方が真実っぽく見えるのは、自分で自分のことを悪く言うわけがないという信憑性の薄い前提のうえでしか成り立つことのない、人が陥りがちな錯覚やとおもう。かなりバイアスかかってる。それって、結局は自分のことを特別視しすぎてるんやとおもう。自ら手をあげて汚名を背負うと宣言する。周囲から、あいつは罰を受けていると知られている状態の方が自分では楽やねん。ただし、どこでも刺してくれというわけではなくて、刺していいこと、あかんところがあるやろ。他人には選別が難しいけど自分では明確な基準がある。そこだけは触られたくないという」 ↑自虐冷笑クネクネ系を3キルする一言。少なくとも私にとっての「そこだけは触れられたくない」部分を刺している。刺されたことで我に返れたので読んでよかったと思うけど。自分のことをディスったところで、自分を特別視していることは隠せないなんて……よく考えたらすぐにわかることなのに今まで何をしていたんだろう。ガキが好きな子に意地悪するのと一緒やないか。
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「俺が奥って呼ばせてもらってたの覚えてる?」 「めっちゃ覚えてるよ。俺も送って呼んでたの覚えてる?」 「呼んでないやん。お互いに奥って呼び合ってたら会話が複雑になってまうやん」 ここなんか好き
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前半、永山の考えていることが めんどくさくて何回で無理…。 揉めてる当人たちのやりとりもめんどくて、 読むのやめようかと思ってしまった。 後半、両親が出てくるあたりはおもしろくて。 最後まで読めて良かった。
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