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昏き目の暗殺者(上) ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/09/28 |
JAN | 9784151200960 |
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昏き目の暗殺者(上)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
難解だ。 文字通り、難解だ。 450ページ分のメインディッシュを食べ続けているよう。 流石に胃もたれしてしまいそう。 多分今はこの気分ではなかったのだろう…… 下巻へはしばらく休憩してからにしよう。
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入れ子構造になった複雑な物語。 ・人生の終盤を迎えたアイリスの現在と回想。 ・車ごと橋から落ちて、若くして亡くなったアイリスの妹、ローラが、生涯に1作だけ書いた小説『昏き目の暗殺者』 ・その小説自体も、人目を忍んで逢瀬を重ねる男女の逢い引きのなかで、男の口から、とある惑星を舞台に...
入れ子構造になった複雑な物語。 ・人生の終盤を迎えたアイリスの現在と回想。 ・車ごと橋から落ちて、若くして亡くなったアイリスの妹、ローラが、生涯に1作だけ書いた小説『昏き目の暗殺者』 ・その小説自体も、人目を忍んで逢瀬を重ねる男女の逢い引きのなかで、男の口から、とある惑星を舞台にした物語(それこそが『昏き目の暗殺者』)が語られていく。 ……とまあ、自分の頭の中を整理するために書いてみた。 ちょっと長くて、どれもこれも謎ばかりなので、わくわくというよりは少し読み疲れる感じもあるのだけど、それでも下巻は読むつもり。あと、老いに対する容赦ないぶった切り方など、どきっとするところも多くて、この呵責のなさってアトウッドの特色なのかなと思ったり。(2、3冊読んだくらいでえらそうなこと言うな)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻の半分くらい読んで、まだ何の話なのかが掴めない。北米大陸の赤狩りの話? 全体的に陰鬱な調子で物語が進む中、庭を始めとした自然の描写が美しいのが印象的。 上巻の後半から物語が加速してくる。「昏き目の暗殺者」の男女が指すのがアレックスとローラだと思ってたけど、リチャードが絡んでくる辺りから、ローラじゃなくアイリスなのかも、そして、作者もローラではなくアイリスなのではないかと思われてくる。 にしても、回想で語られるアイリスの無知と無力に比べて、老境にあるアイリスの皮肉屋にして頑迷ぶり、そのギャップに時間の残酷さを思い知らされる。そして、アイリスにそれ相応の教育がなされ、母や祖母の後ろ盾があったなら、と思わずにはいられない。 あと、カナダを舞台にした小説を『赤毛のアン』しか知らなかったことに気づいた。ギャップすごい。 ウィにフレッドは、あれだ、朝ドラのいびり役。ムカつくんだけど、ドラマの盛り上がりには欠かせない。
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