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かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた 二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2019/09/27 |
| JAN | 9784560097229 |

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かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
図書館でジャケ借りしたんだけど面白い。しかしその面白さは実は自由の国アメリカの抱える矛盾としての人種差別が作り出した面白さとも言えるのではないだろうか。もし、これが白人のアメリカ人が第一次大戦、ロシア革命、トルコ革命の時代のエンターテイメント界で成功したという話だったらどうだろう...
図書館でジャケ借りしたんだけど面白い。しかしその面白さは実は自由の国アメリカの抱える矛盾としての人種差別が作り出した面白さとも言えるのではないだろうか。もし、これが白人のアメリカ人が第一次大戦、ロシア革命、トルコ革命の時代のエンターテイメント界で成功したという話だったらどうだろう。もちろん大きな変革の時代をくぐり抜けることにはなっただろうけど、このフレデリック・トーマスの人生のようなドラマ性は感じられなかっただろう。読み手の差別意識が強ければ強いほどこの本から受ける驚きは大きくなるという皮肉な仕組みだ。 虐げられたディープサウスの黒人農家に生まれ、両親も自分たちの才覚で時代を乗り越えて成功に浴したこともあった。その息子が、気の回る性格や人種差別のメンタリティがさほどない外国人との出会い、ヨーロッパへの渡航した後、そこで感じた人種のくびきからの解放といった経験を積み上げて飲食エンターテイメントの世界で才能を開花させ成功する。それを追っていく快感は、アメリカの恵まれない黒人という出発点の認識が強く影響している。 そして彼の晩年を早めたのもアメリカ領事館の差別的な態度だった。トーマス自身はそんな自らの母国において最も激しい差別の視点を自らの事業においては活用できる場合もあったが、領事の個人的な感覚に強く影響される当時の官僚機構にはそんな自虐は通じなかった。 この本を読み終えて考えたのは不思議とロシアやトルコのことではなくアメリカのことだった。国是として自由を喧伝しながら、その中には、あからさまな差別、もしくは抑圧された差別が今でも明確に存在するアメリカ。そんな差別がなければ人種のような枠を超えた才覚を羽ばたかせる人はどの人種にもいることをトーマスは証明している。 トーマスの子孫がフランスで女性下着のブランドで成功しているらしい。まさに著者が書いているように、トーマス本人は喜んでいるだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原題black russian 無類に面白い知られざる放浪人の伝記。ジャズの記述はあったっけという程度。トーマスの軌跡を列挙すると、メンフィスーシカゴーNYーパリーブリュッセルーリビエラーモスクワーオデッサーコンスタンティノープル。
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あまりにも魅力期なタイトルだったので手にとってみた。第一次大戦前にモスクワとイスタンブールで活躍していた黒人興行師がいた、という話。作者は亡命ロシア二世の大学教授でアメリカにおけるロシア文学研究の第一人者。たまたま主人公の存在を知って伝記を書いてみたくなったということらしい。主人...
あまりにも魅力期なタイトルだったので手にとってみた。第一次大戦前にモスクワとイスタンブールで活躍していた黒人興行師がいた、という話。作者は亡命ロシア二世の大学教授でアメリカにおけるロシア文学研究の第一人者。たまたま主人公の存在を知って伝記を書いてみたくなったということらしい。主人公の両親は解放された奴隸なのだけどやり手でミシシッピでかなり大規模な農場を経営していた。しかし取引相手の白人農城主に農園を騙し取られ、訴えるのだけど、そして勝訴するのだけども上告され、結局農園は弁護費用のカタに取られてしまう...。しかたなくメンフィスで下宿屋を始めた父親だが下宿人に惨殺されてしまい…主人公はレストランの給仕として働き始める。サービスマンとして優秀だった主人公、メンフィスからスタートしてシカゴを経てニューヨークからロンドンに。当時の欧州では黒人が珍しかったこともあってアメリカにいる頃のような差別を受けないことを知ったので欧州を渡り歩いた結果、モスクワに腰を落ち着け給仕から最終的には流行りのレストラン兼クラブのオーナーとなる。呼び物としてミュージシャンや芸人を目利きしてステージに送り込んでいたことから興行師と言われてるわけだがこちらもかなり好評でモスクワの一等地に住居を構えるまでになるのだが革命で一文無しとなりまさに身一つでイスタンブールに逃亡、そこでもクラブを開き再起を図りいいところまでいくのだがトルコの革命などの結果、最後は落ちぶれて死んでしまうというかなり波乱万丈の人生。現代においては無名の人物だけどこういうフィクションであれば逆に嘘くさくなるほどのストーリーを見つけてまとめた手腕が素晴らしい。非常に面白かった。
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