背中の蜘蛛

誉田哲也(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2019/10/18
• JAN: 9784575242140

商品レビュー

2025/11/01

しばらく日本文学を読みなかなか自分の中に落ちて来ない状態が続いていたところでこのストーリーをを読んだが、これもスーッとは落ちて来なかった。

2025/08/16

「裏切りの日」
勘だけが頼りで。
嫌な感覚のする部分を潰していくのはいいが、上部に断りもなく勝手に人員を割くのは問題行動になるのだろうな。

「顔のない目」
追いかけた先で。
最後のピースを手にするための捜査だったとはいえ、こんなことが目の前で起きたら驚きよりも悔しさが残るだろ。

「蜘蛛の背中」
限界の見極めは。
弱みを握られて断れないように上手く堕とされたからこそ、余計に抜け出す事が出来ず最悪の結末を迎えたのだろ。

2025/04/05

いくら捜査とはいえプライベートを無許可に覗き見されるという行為は不快感と不信感しかないけれど、システムや人々の隙をつく犯罪が増えていく現代では仕方のないことなのかもしれないとも思う。
助けてくれと訴えるのなら自分の何もかもを提示しなければならない時代になってしまったことを恨むしかないのか。

個人情報を監視するシステムに救われる人もいれば翻弄される人もいる。
そんなシステムが現実にあったとしても自分は知りたくないなと思った。