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原子力時代における哲学 犀の教室 Liberal Arts Lab
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2019/09/25 |
JAN | 9784794970398 |
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原子力時代における哲学
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商品レビュー
3.7
16件のお客様レビュー
四回の講義録+補論で構成される。 語句的にも難解なハイデガーに対するアプローチ、読み解き方を体験できたのはよかった。また第一講の1950年代における核技術に対する思想家の反応、日本の動きは知っておくと原発に対する見方が深まる内容で、第三講の最後部までは概ね星四以上に近いものだ...
四回の講義録+補論で構成される。 語句的にも難解なハイデガーに対するアプローチ、読み解き方を体験できたのはよかった。また第一講の1950年代における核技術に対する思想家の反応、日本の動きは知っておくと原発に対する見方が深まる内容で、第三講の最後部までは概ね星四以上に近いものだったと思う。 ただ他のレビューで言及されているように、原発推進派をナルシズムに結びつけるのはやや性急な感じが否めない。もちろん途中のアレントの指摘、つまり「人間の条件」からの脱出も相まって、原子力というものがある種の全能感を持って受け入れられたのは相応に当たっていると思う。 しかしそれは1950年代やそこらへんの原子力の神話が持続していたときのことであって、いまはやはり神話は崩壊していると思ってし、よって原発にも頼れるほどの全能感は共有されていないように思う。また自分が政治に疎いからか、いまは「原発推進派」より「反反原発派」、つまり原発によって得られた利益、あるいは秩序を、それが全能かどうかはかかわらず、確保しつづけようという人が大半な気がして、彼らの動機がナルシズムによるものかといえば、また別個に諸々の分析、引用が必要だったように思う。あるいは最終章における時代的な位置づけをはっきりしてもらえたら親切だったかもしれない。
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ハイデガーが原子力を兼ねてから批判的だっとことは知らなかった。”放下"という概念を用いて、物事に対してある種放置し、開かれた状態でいることが重要であるということが述べられている。しかし、用いられる要素がある種現実の議論から浮遊した机上の空論のようにも感じられた。また結論...
ハイデガーが原子力を兼ねてから批判的だっとことは知らなかった。”放下"という概念を用いて、物事に対してある種放置し、開かれた状態でいることが重要であるということが述べられている。しかし、用いられる要素がある種現実の議論から浮遊した机上の空論のようにも感じられた。また結論に向かうところでのフロイトを援用して原発支持者はナルシシズムに苛まれているというのはレッテル貼りのようにも感じられてしまった。原発を取り巻く状況が変化した現在の著者の考えも知りたいと思った。
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原子力に関する問題を哲学の視点から考察する。戦後間もなく、核兵器反対の風潮は高まったが、核技術そのものへの問いかけはなされてこなかった。そんな中で1950年代といち早くそれに言及したのがハイデッガー。ハイデッガーの思想を応用し、原発や核技術管理について考える。
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