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魔女(下) エリカ&パトリック事件簿 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/09/20 |
JAN | 9784087607604 |
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魔女(下)
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
複雑に絡み合う現代、過去の事件。そこへ1670年代の出来事がどう関わってくるのか最後まで分からなかったが、ほんとに最後の最後にこう来るのか…。魔女狩りの犠牲者の呪い?呪うのならあの最低な当人たちをと思うのだが、子孫が対象なのか…?同性愛や難民の問題もあり日本で起こる可能性だってな...
複雑に絡み合う現代、過去の事件。そこへ1670年代の出来事がどう関わってくるのか最後まで分からなかったが、ほんとに最後の最後にこう来るのか…。魔女狩りの犠牲者の呪い?呪うのならあの最低な当人たちをと思うのだが、子孫が対象なのか…?同性愛や難民の問題もあり日本で起こる可能性だってないとはいえない。時々差し挟まれるエリカたち家族の有り様が微笑ましくこうありたいと思う姿です。
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エリカ&パトリックのシリーズ10作目、後半。 30年前の事件で容疑者だった十代の少女。 その年頃ならではの一途な友情関係にあったのだが、今は40代となって、別人のようになっていました。 30年前という時代の限界で、明かせない問題というのもあったとは。 地元に住み続けているヘレン...
エリカ&パトリックのシリーズ10作目、後半。 30年前の事件で容疑者だった十代の少女。 その年頃ならではの一途な友情関係にあったのだが、今は40代となって、別人のようになっていました。 30年前という時代の限界で、明かせない問題というのもあったとは。 地元に住み続けているヘレンの息子のサムと、女優マリーの娘イェシーは、ふとしたことから親しくなります。 問題のある家族関係も、えぐるような描写力で、ぐいぐい描かれていきます。 そして、300年前の出来事は。 異母妹が嫁いだ教区牧師館で女中のように働かされていたエーリンは、魔女裁判にかけられてしまいます。 この成り行きもリアルなため、やはり避けられないのか…と、ため息が出るよう。 パトリックが勤める警察の署長はうっかり人種偏見をあらわにしたために、移民である恋人母娘の逆鱗に触れて追い出されます。 そりゃあね自業自得、まったく、どうしようもないね!というキャラなのですが。 事件の深刻さや、その中で浮かび上がる底知れない闇に比べれば、まあまだ…許されるギリギリ? 主役カップルはというと、パトリックのいささかうるさい母親の再婚が決まって、その準備に忙しい。 エリカの妹アンナはこれまで一度ならず悲惨な経験をしてきたが、ここへ来てパートナーのダーンとの仲も安定し、一緒に式を挙げることに。 こういったところがシリーズ最終作らしく、いいまとまりになっています。 登場人物が多く、社会階層の(今回は年代までも重層的に増やして)あらゆる面に触れながら、大きな渦で巻きこむように怒涛の展開へ。 一段と迫力があり、圧巻でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(上巻より) とはいえ、このシリーズの中でもかなり楽しく読めた。 見慣れた登場人物の人間関係が安定してきたからだと思う。 ユスタが捜査で活躍し、 愛妻を亡くしたマーティンは新しい女性を知り合い、 姑が再婚し、それと一緒に妹アンナがダーンと結婚式を挙げる。 サプライズで行われた姑のヘンパーティーも楽しそうだったし。 いつものごとく大失敗をして、家を追い出された署長だったが、 移民の家族に太っ腹なところを見せて許してもらえて良かった。 エリカの執筆活動が殺人事件を招いたのでは、と パトリックが記者会見で突っ込まれた時に、 きっぱりとNOと言っていた署長はかっこよかった。 アンナの赤ちゃんが無事産まれますように。
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