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この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 大月書店 |
| 発売年月日 | 2019/09/16 |
| JAN | 9784272330973 |

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この国の不寛容の果てに
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商品レビュー
4.5
22件のお客様レビュー
『利益を生まない人は死んで良いと誰かに言う人は、誰かに利益を生まないあなたは死んで良いと言われているのかもしれない。』や『自己肯定感を持てないから自己肯定感が高そうな人を見るだけで攻撃したくなる。』と言う本書の内容がとても端的に今の世の中を表しているように感じました。 新自由主...
『利益を生まない人は死んで良いと誰かに言う人は、誰かに利益を生まないあなたは死んで良いと言われているのかもしれない。』や『自己肯定感を持てないから自己肯定感が高そうな人を見るだけで攻撃したくなる。』と言う本書の内容がとても端的に今の世の中を表しているように感じました。 新自由主義的な自己責任論が諸悪の根源と片付けてしまうのは簡単ですが、実際に痛みを感じている人たちと目線を合わせる事は、なまじ自分がそう感じていない場合もあり、そう簡単な事ではないと思います。 車椅子など体に不自由があるとか、精神にちょっと癖があるとか、何かしらの名称のある障害を持つ人だけでなく、社会との間にミスマッチが生じている人たちもしっかりと包摂できる社会になれば良いのになと思いつつ、昔はそれこそ大学を出なくても就ける仕事も多く、色々な特性の人たちが違和感なく社会で働けていたのに、今では大学を出て大企業に勤める事に代表されるような価値観になってしまったから、その少ない価値観にマッチしないと生きづらくなってしまうのでは?とも感じました。
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先日は『相模原事件』の日だったので、そういえばちゃんとそれ関係の本を読んだことなかったなと思って読んだ 雨宮処凛氏が編集を務め、精神科医や相模原事件について取材を続けた記者、脳性麻痺当事者で障害者の当事者研究もしている熊谷晋一郎氏も含めた6名と対談した内容をまとめた本である それ...
先日は『相模原事件』の日だったので、そういえばちゃんとそれ関係の本を読んだことなかったなと思って読んだ 雨宮処凛氏が編集を務め、精神科医や相模原事件について取材を続けた記者、脳性麻痺当事者で障害者の当事者研究もしている熊谷晋一郎氏も含めた6名と対談した内容をまとめた本である それぞれの角度からなぜ植松被告がああいった犯罪を犯したのか、そうまでさせたのは何が原因なのかをあらゆる方面から語っている 読んでわかるのは、やはり頑張っても報われないという無力感、この社会を生き抜くのはもはやサバイバルで、自分でどうにか生き抜くしかない。老いても、弱っても国は助けてくれないのだから全部自分でどうにかするしかないという空気感だということは雨宮氏をはじめ、他6名の対談者たちのなかにも共通認識があるということだった なかでも腑に落ちたのは、いつか報われると信じて日々労働に励む人たちが、障害者やマイノリティは自分たちの並んでいる報われる順番の列に横入りをしている感覚になってしまっているということだ 終わりの見えない労働や少なすぎる見返り、生まれた時点で決まってしまう格差などがそれを助長させている。それゆえに弱者への攻撃意識、剥奪感などが生まれる 雨宮氏はこれを地盤沈下と呼んでおり、たしかに弱き者は自己責任だからどうなろうが自己責任という空気が蔓延する社会は足元がとても不安定でまさに地盤沈下していると言えると思う 当然のことながら植松被告がしたことは絶対に許されることではないし、障害者をふくめあらゆる差別に反対である しかし犯罪に至った背景がこんなことがあったのではないか、と想像することもまた他者への想像である そういった背景を知らないことには、今後社会がどのような方向に進もうと、また新たな植松被告が生まれるだけだと思う
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様々な方々と対談やテーマは私にとっても考えさせられました。 テーマが難しく、気持ち悪さを感じるところもありましたが、しっかり考えていかなきゃいけないことだと思いました。
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