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日本の鉄道路線 国鉄在来線の栄枯盛衰 シリーズ・ニッポン再発見
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ミネルヴァ書房 |
発売年月日 | 2019/09/11 |
JAN | 9784623087556 |
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
副題に「国鉄在来線の栄枯盛衰」とあり ます。 例えば在来線の東北本線を見れば分かる ように、東北新幹線が開通すると、並行 して走る在来線は第3セクター化されて しまいます。 利便性が向上すれば別だが、沿線住民か らするとそうでもないです。 そうなると当然沿線は寂れていきます。...
副題に「国鉄在来線の栄枯盛衰」とあり ます。 例えば在来線の東北本線を見れば分かる ように、東北新幹線が開通すると、並行 して走る在来線は第3セクター化されて しまいます。 利便性が向上すれば別だが、沿線住民か らするとそうでもないです。 そうなると当然沿線は寂れていきます。 ただでさえ車社会であり、利用者は減っ ているのにです。 待っている最悪の結末は廃線です。 全国にはそんな経緯を負った悲しい路線 数多くあります。 まさに鉄道路線の「一生」を追った一冊 です。
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初めから「儲け」を考えてはおらず、長い目での「投資」と考えられて作られたものを簡単に廃止してしまったことが悔やまれると思った。
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副題のとおり正に栄枯盛衰。鉄道の建設から都市一極集中、地方の過疎化による衰退までの歴史を辿る。 昭和62年の国鉄の分割民営化から既に30年以上。その前の昭和59年からの赤字ローカル線の廃止。自分が歳をとったとつくづく思う。海岸線が描かれてなくとも鉄道路線を書けばそのまま日本列島...
副題のとおり正に栄枯盛衰。鉄道の建設から都市一極集中、地方の過疎化による衰退までの歴史を辿る。 昭和62年の国鉄の分割民営化から既に30年以上。その前の昭和59年からの赤字ローカル線の廃止。自分が歳をとったとつくづく思う。海岸線が描かれてなくとも鉄道路線を書けばそのまま日本列島の形になっていた、鉄道マニア的には素晴らしい時代だった。二万キロこそ挑戦しなかったが良い時代に生きたものだと思う。 本書は明治維新後の鉄道の建設。戦争が潮目を変えた私鉄の国有化、我田引鉄と言われた政治家によるローカル新線の誘致、赤字ローカル線の廃止、分割民営化後の近年の新たな廃線の波。国鉄在来線の栄枯盛衰が描かれている。 本書により俯瞰された我が国の鉄道の歴史。そもそも鉄道会社に完全な独立採算を求めることは大都市を除き不可能であろう。赤字だからこそ国が運営する、田中角栄などの主張も一理あるように思える。第三セクター方式で運営しても結局は税金が投入されている。鉄道の無くなった先に街に残るものはなんなのだろうか。人口減少、高齢化の進展、公共交通機関を取り巻く環境はさらに厳しい。 第二部として地域から見た栄枯盛衰。琵琶湖周囲の鉄道、伊那谷、九州南部、北海道の北部。新幹線の建設や多くの路線の廃線など、具体的な栄枯盛衰が見て取れる。 本書はどのようにして日本全国津々浦々に鉄道が敷設され、また廃止されたか。鉄道を通してみた日本という国の発展とおそらくは今後の衰退を描いた良著であろう。
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