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歴史の中の植物 花と樹木のヨーロッパ史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 八坂書房 |
発売年月日 | 2019/09/10 |
JAN | 9784896942651 |
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歴史の中の植物 花と樹木のヨーロッパ史
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植物が関係するヨーロッパの歴史を紹介している。 聖書や神話を題材とした絵画で使われる植物が何を表しているのかや、海外からヨーロッパに入ってきた植物の紹介、その植物をヨーロッパに持ち込んだプラントハンターの話がまとめられている。 前半は、神話、宗教と美術の話で、植物の背景を知っ...
植物が関係するヨーロッパの歴史を紹介している。 聖書や神話を題材とした絵画で使われる植物が何を表しているのかや、海外からヨーロッパに入ってきた植物の紹介、その植物をヨーロッパに持ち込んだプラントハンターの話がまとめられている。 前半は、神話、宗教と美術の話で、植物の背景を知っておくことで絵画の見方が深くなるように思った。よく絵画に描かれる生命の樹の種類が一つではないことを知った。 ヨーロッパに紹介された植物は大抵大ブームを巻き起こしているように思えた。(そういう植物しか紹介していないからなのだが) 後半のプラントハンターの話は、中国で外国人立ち入り禁止域の植物を収集するのに、ヨーロッパ人なのに弁髪にして旅をした人物の行動力と、そこまでして手に入れる執念に驚かされた。 それ以外は、事実の羅列が多く、読んでいて段々つまらなくなってしまった・・・。 世界が狭くなった現代で、いまだに新種の植物はあるのだろうか?現代のプラントハンターはどういう仕事をしているのか興味を持った。 海外から日本に入ってきた植物で、歴史的に影響を与えたものもあれば知りたいと思った。 勉強になったのは以下の部分。 ナツメヤシは蜂蜜の代用品にされることが多かったので、旧約聖書にいる「乳と蜜の流れる地」の蜜は蜂蜜ではなく、ナツメヤシのことではないか。 ベイリーフとオレンジの皮を煮込むと手洗い水ができる。 ペイズリー模様はイトスギ模様から派生した説がある。 ナポレオンの妻ジョセフィーヌはパイナップルを栽培していた、バラを収集し、品種改良にも取り組んでいた 18世紀、コーヒーは労働と勤勉の象徴 チョコレートは余暇と怠惰を表していた。 ハスは蜂巣から転訛した名前 スイレンはエジプトの国花 モネのスイレンは彩色のスイレンがパリ万博に出品されたことから生まれた。 じゃがいもをドイツ、フランスで栽培させるのに取った作戦が、なるほどなと思わされた(当時は農民が地中にできる不恰好な食べ物としてじゃがいもを食べることに抵抗があった) 輸出するガラス器具のつめものとしてクローバーの乾草が使われていたのでシロツメクサという。 紅茶と緑茶は別の木だと思われていた。
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