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アウシュヴィッツのタトゥー係
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2019/09/10 |
JAN | 9784575242041 |
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アウシュヴィッツのタトゥー係
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商品レビュー
3.9
33件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
実話を元にしたラリという青年とギタという少女の物語。 晩年ラリが語った話を改めて物語にしているとの事でこの本このままではないとの事だが思うのはアウシュヴィッツの経験はここで語られた事の数十倍数百倍数億倍の苦しみや悲しみ酷さがあったのだろうと実感する。 『夜の霧』がまだ途中なので続けて読んでいきたいと思う。 アウシュヴィッツでの人間とは思えない行動。 医師の判断で右か左に彼らを分け生きるか死ぬかを分類し、ちょっとでも腹が立てば撃ち殺す。 同じ人間に対してこんな残虐な行為がなぜできるのか。 でもあの状況で被収容者でない誰かがこんなことは間違っているとは言えば恐らく殺されてしまうだろうし、そういう状況になったら人間誰もがそうなってしまうのでは無いのだろうかと。それでも人を傷つけることを娯楽のようにしてしまうのは怖い。 アウシュヴィッツはガス室と焼却炉があってぐらいしか知識がなくてこういったタトゥーを入れる仕事があったことを初めて知った。図書係もある? ラリが数カ国語話す能力を備えていたことと、1人で独占せず周囲を助けていたことが生きることに繋がったのかなと。 可哀想なのはレオンはラリが医者に呼ばれた時に代わりに行ったから去勢されてしまったのだろうか。 二人の息子であるゲイリーのあとがきに感動した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
しばらく積読していたが、先日公開されたアウシュビッツの映画(関心領域)を観に行き、また、イスラエルとガザ地区の戦況のニュースを見て、ようやくこの本を読み終えることができた。あまりにも恐ろしく理解しがたい日常の中で、とにかくラリとギタが幸せになることを願いながら読み続けた。読み終えた今、この話が完全なフィクションではないことに驚き、こんなことはもう二度とあってはならないと強く思った。最後、2人が励まし愛し合いながら生きた証が、今現在もゲイリーとして生きていることが、本当に嬉しく思う。ゲイリーの結びの言葉に涙が溢れた。どうか、天国でラリとギタが出会えていますように。
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アウシュビッツっていうとガス室とか焼却炉のイメージしかなくて拷問されてすぐ殺されると思ってたけど、ここにも生活というものがあることに驚いた。アウシュビッツの中でも働けば生きることができ、綺麗事だけじゃ世の中生き残れないなって。ラリは賢い。 こういう系の本の中では読みやすかった、物...
アウシュビッツっていうとガス室とか焼却炉のイメージしかなくて拷問されてすぐ殺されると思ってたけど、ここにも生活というものがあることに驚いた。アウシュビッツの中でも働けば生きることができ、綺麗事だけじゃ世の中生き残れないなって。ラリは賢い。 こういう系の本の中では読みやすかった、物事うまく行きすぎかなって思うところもあるけど。こういうことが何十年も前にあったことを忘れてはいけないと改めて感じた。 最後のラリとギタの息子のゲイリーの話、よかった。"生きて健康でさえいればすべてうまくいくもの"、いつ死ぬか分からない恐怖に怯えながら生きてきた人たちの気持ちは分かり得ないけどこの言葉がすべてだなって。
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