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在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2019/09/01 |
JAN | 9784750348858 |
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在野研究ビギナーズ
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商品レビュー
3.8
30件のお客様レビュー
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28811849
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作『これからのエリック・ホッファーのために』2016が過去の在野研究者を取り上げたのに対し、本書は「今現在活躍している人」を扱う。 ●総論として “ 在野の研究生活に一般解はない。 個々人の生活はそれぞれ異なる条件を与えられ、使えるリソースもてんでばらばらだ。偶然性に左右される。 その上でなお在野での学問を志すのならば、各人、使える技法を自分用にチューンナップせねばならない。 ■工藤郁子 趣味としての研究 “稼いだお金で学術書を思うさま買っては積み、ときどき読む。 有給休暇を取って学会に行き、たまに口頭発表をする。 まれに論文を書くが、別にアカデミックポストを狙っているわけではない。研究の楽しさを満喫し、自分を満足させることを主目的として、やっている。 ■3人目 伊藤未明 「40歳から「週末学者」になる」 体調を崩し最初の会社を35歳で退職 しばらく実家でぶらぶらしたのち、 修士号を一年で取れることもあり、イギリスのノッティンガム大学に留学 その後、学者になろうと京大の博士課程 このとき39歳 “研究者としての生活にとって会社の仕事は生活費と本を買う金を稼ぐ以上の意味はないものと考えている。 ●逆卷しとね 本を読めることは幸せだ。それだけでいい。けれども少しの元気があれば、その幸せを人と共有してみるといい。 ■8人目 内田真木 高校教師のかたわら、聞き取り調査 有島武郎 「研究ノート」 見開きにあらかじめ1ヶ月分の日付を記入 二行で1日分 読んだものを簡単に記録 何もしない日は案外少ない。昼休み30分の積み重ね。
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タイトルを見て、面白そうだと思い、借りてみました。 在野研究(研究により給与を得ているわけではないケース、と考えるとよいと思います)に相当する人は、意外に数が多い、という印象です。 ただ、研究に関する肩書をもっていない人がほとんどのようで、学会での発表や調査などの段階で苦労する...
タイトルを見て、面白そうだと思い、借りてみました。 在野研究(研究により給与を得ているわけではないケース、と考えるとよいと思います)に相当する人は、意外に数が多い、という印象です。 ただ、研究に関する肩書をもっていない人がほとんどのようで、学会での発表や調査などの段階で苦労するケースが多いようですね。 それでもなお、在野にこだわって研究を続ける人には、その姿勢に頭が下がります。 その一方で、とくに日本の場合は、在野であることをすねていたり、卑下していたりするケースもあるようです。 また、在野の場合は、研究テーマに関する制約が大きく、必ずしもよいケースばかりではない印象です。 この本については、ある意味、仕事と趣味のあり方に関する本、という捉え方も可能だと思っています(この本では、趣味=研究、と捉えればよいかと)。 趣味と仕事が近い人もいれば、趣味と仕事がまったく異なる人もいる。 趣味と仕事の両方の充実を目指す人もいれば、趣味の充実をひたすら追う人もいる。 そういった人たちの事例集として読むのが、この本の健全な読み方かもしれません。
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