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幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成 創元推理文庫
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幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成 創元推理文庫

アンソロジー(著者), アルジャーノン・ブラックウッド(著者), W.F.ハーヴェイ(著者), M.R.ジェイムズ(著者), F.マリオン・クロフォード(著者), シンシア・アスキス(著者), L.P.ハートリー(著者), オーガスト・ダレット(著者), H.P.ラヴクラフト(著者), オスカー・ワイルド(著者), ウォルター・デ・ラ・メア(著者), リチャード・バーラム(著者), F.G.ローリング(著者), ジョン・ポリドリ(著者), E.F.ベンソン(著者), 平井呈一(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2019/08/29
JAN 9784488585082

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2024/09/09

面白かった…! 短編でサクサク読めるのもあるが、おそらく平井呈一訳が個人的に肌にあっているからだと思う。 先に読んでいた『吸血鬼ドラキュラ』が良かったから購入したけれどやはりアタリ! 魔物?幽霊?が迫る緊迫感と不気味さがたまらない『幽霊島』、 吸血鬼モノ四作はどれも格別。 王道...

面白かった…! 短編でサクサク読めるのもあるが、おそらく平井呈一訳が個人的に肌にあっているからだと思う。 先に読んでいた『吸血鬼ドラキュラ』が良かったから購入したけれどやはりアタリ! 魔物?幽霊?が迫る緊迫感と不気味さがたまらない『幽霊島』、 吸血鬼モノ四作はどれも格別。 王道·古典的な『サラの墓』、夢の不気味さを兼ね備えた『塔のなかの部屋』、情景が禍々しくもどこか幻想的な『血こそ命なれば』。 翻訳作品のラスト『カンタヴィルの幽霊』は、神話無き新興国アメリカ人の一家(究極の陽キャ連中)に散々な目に遭わされる英国の老舗古参幽霊おじさん(職人気質の陰キャ)の散々な日々を描くコメディ。とはいえ、終わり方はとても爽やか。 ラヴクラフトの名状しがたい世界からはじまり、得体のしれない怪異、おそろしくも美しい吸血鬼たち、忍び寄る憑依現象におぞましい黒魔術と続いて、最後は喜劇&大団円の幽霊譚。 いやー、いい読書体験だった…。 あとの付録で平井氏の紹介している日本の作品のいくつかは東雅夫編『日本怪奇実話集 亡者会』に収録されている。 この本は本来平井呈一編訳『世界怪奇実話集』を復刊させるために編まれたものなので、こちらの付録に収録されたオススメが載っているのは当たり前といえば当たり前だけど…。『亡者会』では平井氏本人が体験した気味の悪い話も載っているので、あわせて読むと面白いかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/07/05

オトランド城が好きでこの本を買ったのだが、正直半分くらいは外れかなと思ってしまった。 こういっちゃなんだけど、エンタメ感もないしオトランド城のような深いデティールから浮かび上がるおどろおどろしさみたいなものも感じなかった 幽霊が逆にアメリカ人の家族にボコボコにやられる話は面白か...

オトランド城が好きでこの本を買ったのだが、正直半分くらいは外れかなと思ってしまった。 こういっちゃなんだけど、エンタメ感もないしオトランド城のような深いデティールから浮かび上がるおどろおどろしさみたいなものも感じなかった 幽霊が逆にアメリカ人の家族にボコボコにやられる話は面白かった

Posted by ブクログ

2023/12/15

 平井呈一(1906ー1976)による海外の様々な怪奇/恐怖小説の古典の翻訳を集めたアンソロジー。  割と最近知ったのだが、平井は永井荷風(1879ー1959)に一時期弟子入りというか、親しく接した時期がある。1935(昭和10年)からの数年間で、その出会ったとき、荷風は57歳、...

 平井呈一(1906ー1976)による海外の様々な怪奇/恐怖小説の古典の翻訳を集めたアンソロジー。  割と最近知ったのだが、平井は永井荷風(1879ー1959)に一時期弟子入りというか、親しく接した時期がある。1935(昭和10年)からの数年間で、その出会ったとき、荷風は57歳、平井呈一はまだ29歳。  しかし荷風の伝記をいろいろ読んでいると、どうもこの平井呈一は人格的に危ういところがある。ひそかに自分で書いた書字や色紙を荷風筆と騙って売り金銭を得たりしていた。これは今なら完全に犯罪である。それだけなら荷風はさほど怒らなかったようだが、荷風作の秘本で一種の春本のような原稿を、勝手に持ち出して人に見せて回ったりもしたので、これは自らに筆禍を招きかねないと危惧した荷風は本気で怒り、2人の関係は断絶。そして荷風は短編小説『来訪者』に平井をモデルにした人物を登場させた。  詐欺行為や、人が怒るに決まっていることをやらかす平井青年は、どうもまともな人物とは思えない。  その平井呈一は、怪奇小説の翻訳者として、確かに日本のエンタメ翻訳文化において重要な足跡を残したと言えるのだろう。海外の怪奇/恐怖小説の古典を読もうとすると、どうしても日本では、創元推理文庫で大量に刊行されている平井呈一の翻訳を避けることは出来ない。  しかし、この平井呈一の翻訳は名訳なのか? 私は違うと思う。本書を見ても、ことさらに古めかしい文体を採っているものもあるが、読みにくいだけで決して雅趣があるわけではない。文章がうまいとはどうしても思えないのである。アーサー・マッケンなど、平井呈一でない新訳を、もっとどんどん出してほしいと思う。  翻訳のことを棚に上げて言うと、本書はバラエティ豊かな、さまざまな作品が収められていた。私はシンシア・アスキスの「鎮魂曲」(1931)の物語が気に入った。

Posted by ブクログ

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