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ベルサイユのゆり マリー・アントワネットの花籠 新潮文庫nex
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ベルサイユのゆり マリー・アントワネットの花籠 新潮文庫nex

吉川トリコ(著者)

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ベルサイユのゆり マリー・アントワネットの花籠 新潮文庫nex

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/08/28
JAN 9784101801650

ベルサイユのゆり

¥220

商品レビュー

4

14件のお客様レビュー

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2022/10/19

「マリー・アントワネットの日記」の続編。 革命のさなか、九月虐殺の犠牲になったランバル公妃が幽霊となり、マリーアントワネットゆかりの女性の元を訪れ、話を聞く。 アントワネットって、時代を超えても不思議な魅力を持ち続け、人々を魅了し続けていると思う。 その非業の死はもちろん、真...

「マリー・アントワネットの日記」の続編。 革命のさなか、九月虐殺の犠牲になったランバル公妃が幽霊となり、マリーアントワネットゆかりの女性の元を訪れ、話を聞く。 アントワネットって、時代を超えても不思議な魅力を持ち続け、人々を魅了し続けていると思う。 その非業の死はもちろん、真偽が疑わしい言動も、全てアントワネットを引き立てているみたい。 世界史やフランスに詳しくなくても、面白くて一気に読める本。 この一冊で興味がわく人もいるかもしれない。 登場人物や事件を調べながら読んだので、この時代のことをもっと知りたくなった。 歴史好きも、プリンセス好きも、フランス好きも。 読む人みんなが、アントワネットや周りの女性たちが残酷な歴史の渦に飲み込まれる様子にドキドキするはず。

Posted by ブクログ

2022/07/13

マリーアントワネットの日記のスピンオフ‥マリーアントワネットの日記よりは、読みやすかったのが第一の感想。でもやっぱり順番としては、マリーアントワネットの日記を読んでからの方が断然いいと思います!やっぱり、マリーアントワネットって天真爛漫でありながら王妃としての自尊心もあって、誰か...

マリーアントワネットの日記のスピンオフ‥マリーアントワネットの日記よりは、読みやすかったのが第一の感想。でもやっぱり順番としては、マリーアントワネットの日記を読んでからの方が断然いいと思います!やっぱり、マリーアントワネットって天真爛漫でありながら王妃としての自尊心もあって、誰からも愛される‥やっぱりその人柄に惹きつけられます。私も百合にハマっちゃったかな(笑)

Posted by ブクログ

2021/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの人のことを語らせて。 パリ旅行者に話しかけてきた幽霊は、マリー・アントワネットの女官長だったランバル公妃。彼女はマリー・アントワネットの近くにいた人々から話を聞き、慕っていた王妃に再び会う時の土産話にしようと考えたのだ。そして彷徨うこと幾星霜。2018年のパリで、ランバル公妃の口から語られる、マリー・アントワネットという人のこと。 様々に王妃と関わり、王妃を愛した人たちから語られる王妃の姿。それはその人が命を終える時にランバル公妃が聴いたからか、語るその人自身についての語りでもある。あの時代を、革命を、どのように生き抜いたのか。女性として、自分として、何を求めて生きたのか。18世紀の人の感覚というよりは現代女性的な自己認識に感じるが(18世紀のジェンダー論には明るくないので)だからこそ、王妃と一緒にあのベルサイユにいた人のことが身近に感じられる。 フェルゼンからは話を聞けなかったと言うランバル公妃。彼の心のうちは、想像に任せるのが一番美しいのかもしれない。マリー・アントワネットは、愛されて、また愛した人だった。その愛のすべてが等しく、友情も恋愛も区別なく、ただの愛だったのなら、どれほど心慰められ、また寂しくなるだろう。 オタク気質のランバル公妃、話しかけた相手もガチ勢で、よい話し相手を見つけたオタクほど幸せなものはないよね、そりゃあ語るよね、と思いました。

Posted by ブクログ

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