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純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語 ガルシア=マルケス中短篇傑作選
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純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語 ガルシア=マルケス中短篇傑作選

ガブリエル・ガルシア・マルケス(著者), 野谷文昭

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2019/08/23
JAN 9784309207766

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みんなの感想まとめ
  • 純真な少女の葛藤
  • 貧困と希望の物語
  • 祖母との不条理な関係
  • 日常の小さな変化
  • 人間関係の複雑さ
  • 教訓を含む短編集
  • 心温まる瞬間の描写
  • 夢を追う人々の苦悩
  • コミュニティの中の異分子
  • 感情の奥深さを探求

人生の不条理さと、そこに生きる人々の複雑な感情が織り交ぜられた物語が展開されます。特に、日常の中でのささやかな変化や、貧しい人々の生活の質感が独特の描写で表現されており、その中に美しさや教訓が潜んでいます。登場人物たちのやるせないやり取りや、時には心温まる瞬間があり、読者は彼らと共に夢を追い求める疲れを感じることも。特に、夫婦の関係やコミュニティの中での異分子としての苦悩が生々しく描かれ、強い印象を残します。また、短編の中には独自のアイデアや描き方が光る作品もあり、読者にとっての息抜きとなる魅力的な要素が詰まっています。全体として、作品は感情の奥深さを探求し、読者に考える余地を与えてくれる一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2024/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好き。面白かった! コロンビア出身の作者だけあって、物語のまとう空気が日本の小説のぼんやりした感じと違う色濃い感じがする。表紙のオレンジ色が似合う。 短編集だけどずっと同じことを書いている気がした。 砂漠と海が広がる貧しい地域。 戦争や暴動の過去。 頼りにならない政府と役に立たない教会と搾取する金持ち。 娯楽に飢え、お金の重みをよく知り、共同体と家族を大切にする民衆。 各話の主人公たちはそんな環境下で何かに耐えている。彼らが抱える苦しみはぼんやりとした不安なんてものではなくて、金銭的な生活苦や暴力や身近な人の死といった具体的かつ致命的なもの。しかも国全体が整っておらず、良くなる兆しは見えない。 だけど、淡々とした生活描写と軽妙な会話の中にそれらが紛れ込んでいるので、悲劇的とは感じられない。乾いた実感を伴っていて、苦しみと共にある日常の手触りを感じた。 そして、そうした生活の果てに彼らが選んだことが各話の最後に示されている。 選択によって状況が変わることも変わらないこともあるけれど、どんな結末においてもただ苦しみに喘いでいるだけではない、人としての輪郭がくっきりと浮かび上がってくるので、カタルシスがあった。 家の中に入り込んでくるカニを退治するとか、ハンモックで寝るとか、ダチョウや軍鶏やヤシのうちわ、アフリカハネガヤのたわしなど、中南米の生活のちょっとした描写も物珍しくて、風景も太陽の光が強くて鮮やかで楽しかった。 物語の中の非現実的な要素、魔力や天使や水のような光が自然に同居していたのもわかる世界観だった(リアルを知らないから余計にロマンを感じているのかもしれないけど)。 特にエレンディラのあのお祖母ちゃんから油みたいに輝く緑の血が流れたところなんて納得感しかなかった。 好きな話は「大佐に手紙は来ない」「火曜日のシエスタ」「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」「聖女」「ついにその日が」「この世で一番美しい水死者」 とりわけエレンディラの最後の表情と行動が良かった。

Posted by ブクログ

2023/07/17

読み始めた当初、私にはまだ早かったのかもしれないと思った。楽しみ方がわからなかったからだ。 生活や情景を美しく、しかもそれは波風が立たず、凪の様に切り取られた文章が印象的だった。その一方で、お話の中では非現実的なことが起こり、なんとも言えないシュールさだった。そして、物悲しい。 ...

読み始めた当初、私にはまだ早かったのかもしれないと思った。楽しみ方がわからなかったからだ。 生活や情景を美しく、しかもそれは波風が立たず、凪の様に切り取られた文章が印象的だった。その一方で、お話の中では非現実的なことが起こり、なんとも言えないシュールさだった。そして、物悲しい。 読み進めていく中で、悲しい御伽話の様なやるせない物語を楽しむ感覚が養われた。 表題の「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」が良かった。読み終えた時、この感じなにかに似ている…と思ったら、日本の伝承(宇治の橋姫とかそういうお話)を読んだ時の感覚に近い。本の説明に「受難を神話的レベルにまで昇華」という文言を見て、なるほどと腑に落ちた。 解題も良くて、1人で消化しきれない部分を上手く補足していた。

Posted by ブクログ

2020/04/18

徹底したリアリズムなのに、突然異世界に連れ込まれる。なにが起こっているのか分からない、でも事実を淡々と羅列しているようにしか思えない。いつもながら、マルケス作品には鳥肌が立つ。

Posted by ブクログ

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