犯人に告ぐ(3) 紅の影

雫井脩介(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2019/08/21
• JAN: 9784575242003

商品レビュー

2024/12/08

感想
最後まで、グループの全容は明かされずか。

続きがありそうな予感。

自分が巻島の立場だったら、ストレスで会社辞めてんな。

あらすじ
前回の誘拐ビジネス事件より2週間後、淡野は目立たないように老人に投資詐欺をしていた。

そんな折、横浜にIRカジノ構想が持ち上がる。曽根県警本部長はカジノ委員会に関わるためにIT企業の網代社長と知り合う。

巻島はAIとカメラ情報を使って、淡野に迫るがあと一歩で取り逃す。曽根から網代のネットテレビに出て捜査するように言われる。

淡野は、捕まりそうになったことから引退を考え、ボスに会いに行く。そのボスことワイズマンは網代だった。

網代の手のひらの上でネットテレビが始まる。淡野は網代からネットテレビを盛り上げることと神奈川県警から金を巻き上げる算段をもらって実行に移そうとしていた。

計画は捜査一課がプールしている裏金を奪うことだった。もし、これを渡さなければ世間に公表すると淡野は脅す。

捜査一課長の若宮は巻島との関係が微妙だったこともあり、この取り引きに乗る。ただ、巻島の下にいる秋本は若宮への恩義もあり、巻島に事実を打ち明けられずにいた。

ネットテレビが盛り上がるにつれて、秋本の態度がおかしいことに気付いた巻島は、秋本を呼び問い詰め、遂に秋本から事実を聞き出す。取り引きはそのまま行わせて、淡野の映像を手に入れる。

淡野の映像を公表し、県警の不祥事を公にした巻島は捜査網を狭めて、淡野に迫る。ワイズマンとポリスマンは、淡野に見切りをつけて始末する。

2024/08/27

うーん。淡野、育ての親ワイズマンに！
続編の4あるよね？ポリスマンが誰かわからないままだと気になって…。

2024/08/26

なかなかのストーリーの設定だ。巻島の手柄なのかどうかわからない今回のストーリーの収束だった。
淡野も人との新たな出会いによりより人間味がまとわるとともに、今の世界から抜け出す決心した事が仇となってしまった。
一方で、ワイズマン恐るべし。そして、ポリスマンも確定されてない点で、このシリーズはまだまだ続く終わり方だった。