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軍事と政治日本の選択 歴史と世界の視座から 文春新書1230
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軍事と政治日本の選択 歴史と世界の視座から 文春新書1230

細谷雄一(編者)

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軍事と政治日本の選択 歴史と世界の視座から 文春新書1230

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/08/20
JAN 9784166612307

軍事と政治日本の選択

¥220

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/05/18

p.174 「日本の安全保障に関する国民の認識の変化 情勢適応の為、自衛隊の国際貢献活動ぐらいは容認すべき(湾岸戦争) ⇒PKO (カンボジア派遣を皮切りに現在も続けられている 「自衛隊をどう使うべきか」という議論なしに自衛隊に国際的な安全保障の貢献活動を始めさせてしまった。その...

p.174 「日本の安全保障に関する国民の認識の変化 情勢適応の為、自衛隊の国際貢献活動ぐらいは容認すべき(湾岸戦争) ⇒PKO (カンボジア派遣を皮切りに現在も続けられている 「自衛隊をどう使うべきか」という議論なしに自衛隊に国際的な安全保障の貢献活動を始めさせてしまった。その後湾岸戦争、阪神・淡路大震災でも自衛隊派遣」 情勢が変化する事は、自衛隊の役割の変化の理由になると私は思うが、確かに安全保障に対する国民レベルでの議論は不足していると思う。

Posted by ブクログ

2020/06/07

日本の安全保障の問題の核心にあるものが政軍関係として問題提起している。戦前、戦後、そして他国の政軍関係を比較し、日本の政軍関係の問題点をあぶり出し、安全保障のおおもとに関して国民的な議論の端緒とすべしといった本。 日本の安全保障のアキレス腱は戦略ではなく統治(ステートクラフト)に...

日本の安全保障の問題の核心にあるものが政軍関係として問題提起している。戦前、戦後、そして他国の政軍関係を比較し、日本の政軍関係の問題点をあぶり出し、安全保障のおおもとに関して国民的な議論の端緒とすべしといった本。 日本の安全保障のアキレス腱は戦略ではなく統治(ステートクラフト)にある。軍からの安全に加え、軍による安全と政治からの安全を考えなければならないのがこれからの日本。戦前は政治指導者は軍の暴走を止めることができず、戦後は軍事から目を背けており、望ましい政軍関係の模索は「隠された論争」となっていた。 ワシントンからもロンドンからも140度離れていたために変革への危機感が厳選への遡行となっていた。西南戦争終結後に政軍の分離が進み、政治からの安全が強められた。戦後輸入されたシビリアンコントロールの概念はネガティブコントロールに偏っていたが、自衛隊を問題解決の手段として活用するためのポジティブコントロールを考える必要がある。王の海軍、議会の陸軍のイギリスや、民主化とともに軍を統制しようと取り組んでいるもののあまり進まないインドネシアの政軍関係を比較する。 陸戦と海戦だけだった半世紀前とは違い、宇宙サイバー電磁波と考えなければならないことは多いので、ちゃんとしたシビリアンコントロールをとなれば国民は大変だこりゃ。

Posted by ブクログ

2019/09/06

以下、本書より。 【成熟した政軍関係へ向けて】 日本が近代化をして、明治政府が陸軍と海軍を成立させてから間もなく150年が経過しようとしている。 その前半は、「軍による安全」に過剰に傾斜し、その後半は「軍からの安全」に過剰に傾斜してきた。 また、「日本型政軍関係」において、戦前...

以下、本書より。 【成熟した政軍関係へ向けて】 日本が近代化をして、明治政府が陸軍と海軍を成立させてから間もなく150年が経過しようとしている。 その前半は、「軍による安全」に過剰に傾斜し、その後半は「軍からの安全」に過剰に傾斜してきた。 また、「日本型政軍関係」において、戦前も戦後も、国民は十分な役割を担うことはなかった。 周辺的な地位に、自らを追いやってきたのである。 日本の平和主義は、そのような軍事問題を忌避することによって成り立ってきた。 しかし、それは真の平和主義とは言えないであろう。 軍事問題を学ばず、語らないだけでは、平和は実現しないからである。 かつてイギリスの軍人であり、ロンドン大学キングス・カレッジにおける戦争研究の創始者の一人であるベイジル・リデル = ハートは、平和を手にするためには戦争を学ばなければならないと論じていた。 それは、健康を手にするためには病気を学ばなければならないことと似ている。 健康を学んでも、健康にはなれない。 病気の原因を学ぶことか不可欠なのだ。 だとすれば、戦争の原因を考え、軍事問題を理解することが、日本が真の平和国家に発展する上での不可欠な基礎となるであろう。 そのためにも、日本において従来の「日本型政軍関係」をアップデートして、新しい時代に相応しいものへと成熟させていかなければならない。 その方向へと前進していく上で、本書がその出発点となってもらえれば、これに勝る喜びはない。(細谷雄一)

Posted by ブクログ

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