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恐竜の世界史 負け犬が覇者となり、絶滅するまで
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恐竜の世界史 負け犬が覇者となり、絶滅するまで

スティーブ・ブルサッテ(著者), 黒川耕大(訳者)

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恐竜の世界史 負け犬が覇者となり、絶滅するまで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2019/08/01
JAN 9784622088240

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恐竜の世界史

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商品レビュー

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2024/09/26

「恐竜本」と言ったらビジュアル重視でいろんな種類の恐竜を紹介するような内容が思い浮かぶのだけど、この本の場合、写真はたまに載る程度で後はほぼほぼ活字で構成されている。なので恐竜に興味が無い人にとってはややとっつきにくい……なんてことは無く、著者の強い恐竜愛ととびきりのユーモアがた...

「恐竜本」と言ったらビジュアル重視でいろんな種類の恐竜を紹介するような内容が思い浮かぶのだけど、この本の場合、写真はたまに載る程度で後はほぼほぼ活字で構成されている。なので恐竜に興味が無い人にとってはややとっつきにくい……なんてことは無く、著者の強い恐竜愛ととびきりのユーモアがたっぷりつまった文章によってグイグイ恐竜の世界へと連れて行ってくれる良書だった。 大まかな内容は、恐竜がどのようにして現れ、いかにして繁栄し、何が原因で絶滅したかを追うというもの。著者は1984年生まれの古生物学者で、旺盛な好奇心と恐竜愛を持って最新の恐竜世界を提示する。その「元気さ」は間違いなく本書の魅力の一部となっていて、教えるのがめちゃくちゃ上手で人柄も素敵な先生の楽しい授業を聞いている気分で読み進められた。 例えばTレックスは単独ではなく、群れで狩りに出ていたのでは無いか?というのは本書を読むまで知らなかった仮説だったし、恐竜の重さや大きさを正確に計るためわざわざアニメーションを作成して、そこから体重を推量していくというやり方なんかは面白いな、と思う。脳の容量から算出するにチンパンジーと同じくらいの賢さであることは従来のイメージと違っていて良い意味で発見だった(つまりイヌやネコよりも賢く、イルカには劣る程度)。生まれたばかりのTレックスのサイズは子ネコ大くらいらしいのだが、そこから一日で2キロずつ体重が増していくというのは驚愕。成長期とかいうレベルじゃない。ポケモンの進化並の変化じゃんそれ。 その他、どのようにして全体が巨大化していったのか。あるいは羽毛と翼を発達させて鳥へと変わっていったのか。恐竜が滅んだ理由と、鳥をはじめ哺乳類やその他の生物が生き残ったのは何故なのか。そういった「恐竜の世界史」を楽しく、新たな研究成果とともに語ってくれる。 また、恐竜のこと以外にも、著者の研究仲間や、恐竜にまつわる思い出が邪魔にならない程度に挿まれており、読み物として楽しい。 著者の目的としては、「恐竜の楽しさを伝える」ということ以外に、「従来の恐竜像を一新する」というのがあるようにも見受けられ、その熱量(および著者の人柄)に惹きつけられた。 そして、恐竜本や動物本をちょろちょろ読むことが増えてきたので、もっと詳しくなりたいなあと思う今日この頃。

Posted by ブクログ

2020/10/04

図書館本。一目で惹きつけられた。 中々のボリュームで読むのが大変だったがとても面白かった。それまでの下りで恐竜に感情移入していたので、最後の小惑星墜落の下りではとても切なくなってしまった。 タイトルに「負け犬」とあり、疑問に思ったが、なるほど最初から我が物顔ではなかったのだなと。...

図書館本。一目で惹きつけられた。 中々のボリュームで読むのが大変だったがとても面白かった。それまでの下りで恐竜に感情移入していたので、最後の小惑星墜落の下りではとても切なくなってしまった。 タイトルに「負け犬」とあり、疑問に思ったが、なるほど最初から我が物顔ではなかったのだなと。中生代の白亜紀とジュラ紀は有名だと思うが、三畳紀は聞いた記憶がなかった。つまり、恐竜が繁栄していなかったからだろう。その時代は偽鰐類が繁栄しており、しのぎを削っていたとは知らなかった。 少しでも恐竜に興味があれば読むべき良書。

Posted by ブクログ

2020/09/25

幼き頃より恐竜を愛し、親に頼んで様々な恐竜博物館を訪れ、有名な学者にはファンレターを送り続けた。成人し、世界を代表する恐竜専門博士となり、訪れる博物館と親しい恐竜学者を増やした。そんな恐竜一筋の著者が記す恐竜興亡史。 かつての恐竜のイメージは「大きくてウロコに覆われた頭の悪い野...

幼き頃より恐竜を愛し、親に頼んで様々な恐竜博物館を訪れ、有名な学者にはファンレターを送り続けた。成人し、世界を代表する恐竜専門博士となり、訪れる博物館と親しい恐竜学者を増やした。そんな恐竜一筋の著者が記す恐竜興亡史。 かつての恐竜のイメージは「大きくてウロコに覆われた頭の悪い野蛮な生き物」だった。 ノシノシと歩き、時を過ごし、滅びるべくして滅びた、という恐竜への固定観念は最近では崩れ去っている。次々と新種の恐竜が発見され、研究が進んだ結果、恐竜はめざましい進化を収めた成功者だとみなされている。なんせ人類を遥かにしのぐ1億6000万年もの間繁栄したのだから。 そして、絶滅した理由もはっきりしている。直径10kmの隕石が地球に落下、原爆10億個分のエネルギーにより、たまたまそのときに巨大な体を持っていた恐竜たちが一番の犠牲になったのだ。白亜紀より後の地層から全く恐竜の化石が発見されなくなることから、恐竜の絶滅が唐突に起きたことは間違いないとされている。 この隕石さえなければ、恐竜はその先、何億年も進化を続け、人類の登場を妨げたかもしれない。

Posted by ブクログ

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