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カルメン/タマンゴ 光文社古典新訳文庫
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カルメン/タマンゴ 光文社古典新訳文庫

プロスペル・メリメ(著者), 工藤庸子(訳者)

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カルメン/タマンゴ 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2019/08/08
JAN 9784334754075

カルメン/タマンゴ

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商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2024/05/12

カルメンもタマンゴも黒人やジプシーのようなヨーロッパの当時における被差別階級の登場人物を題材にしたものだけど、意図的に貶めるような表現は見当たらなくてむしろ学術的見解をそのまま記しているような感じがした。 目当てだったカルメンは、自由なカルメンに心を奪われた青年ドン・ホセの凋落を...

カルメンもタマンゴも黒人やジプシーのようなヨーロッパの当時における被差別階級の登場人物を題材にしたものだけど、意図的に貶めるような表現は見当たらなくてむしろ学術的見解をそのまま記しているような感じがした。 目当てだったカルメンは、自由なカルメンに心を奪われた青年ドン・ホセの凋落を描いた作品ということは知っていたけれど、男の心を翻弄した末に自分は自分の心のまま死んでいったカルメンの誇りのようなものに感じ入ってしまった。誰のものにもならない女性は魅力的だと思います。舞台とか見に行く機会があればぜひ行ってみたい。

Posted by ブクログ

2022/04/10

カルメンといえば魅惑的な女性の代名詞だが、実は原作もオペラも映画も見たことがなく、正しいあらすじを知らなかったのでこちらを読んだ。色々ある訳本の中から新訳を選んだのだが、とても読みやすくて、非常におすすめだった。 話はメリメと思われるフランス人考古学者が、コルドバ辺りのアンダル...

カルメンといえば魅惑的な女性の代名詞だが、実は原作もオペラも映画も見たことがなく、正しいあらすじを知らなかったのでこちらを読んだ。色々ある訳本の中から新訳を選んだのだが、とても読みやすくて、非常におすすめだった。 話はメリメと思われるフランス人考古学者が、コルドバ辺りのアンダルシアで、たまたまホセ・ナバーロという怪しい素性の男と知り合うことから始まる。ナバーロに貸を作る形になった作者は、罪を告白して死刑になろうという彼から最後に身の上話を聞くのだ。 話の筋は周知の通り、ロマ人のカルメンに惚れてしまったナバーロが、彼女と一緒にいたいばかりに軍の出世は愚か、罪を犯して、今で言うところの、密輸や強盗といった犯罪組織の仕事に手を染めて堕ちていく、というところ。だが、主眼は、靴下が穴だらけだったり、決して清潔ではないはずの描写のカルメンの、自由人たる魅力、彼女の周りに現れる男性の影に嫉妬を抑えられないナバーロの心情描写が巧みで、読み進める手が止まらなかった。 またメリメはロマ人の言語研究に後年ハマったそうなのだが、フランス語で書かれているであろう原文に、ロマ語のみならず、バスク語やスペイン語、ラテン語の知識も散りばめられている。フランスもバスクとロマという文化を共有している国であるだけに、スペイン内におけるロマ人やバスク人の立ち位置までも描かれていて面白い。

Posted by ブクログ

2021/12/29

戯曲でなんとなくしか知らなかったカルメン。 賢く、強く、美しくて、踊りがうまく、男を翻弄するカルメンが魅力的。ホセが、カルメンに惚れて、堅気の兵隊からロマのコミュニティに入っていくところも面白い。

Posted by ブクログ

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