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奇妙な死刑囚
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 海と月社 |
発売年月日 | 2019/08/03 |
JAN | 9784903212678 |
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奇妙な死刑囚
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商品レビュー
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読んでいる限り、彼はアリバイもあり、証拠の立証能力もなく、疑いようもなく犯罪事実を証明できないのに無期懲役囚になった。 裁判の杜撰さが全く理解できないレベルに達していて、私はまずアンソニー・レイ・ヒントンさんの心のうちの苦しみはさることながら、このおかしな裁判がどういう顛末をたど...
読んでいる限り、彼はアリバイもあり、証拠の立証能力もなく、疑いようもなく犯罪事実を証明できないのに無期懲役囚になった。 裁判の杜撰さが全く理解できないレベルに達していて、私はまずアンソニー・レイ・ヒントンさんの心のうちの苦しみはさることながら、このおかしな裁判がどういう顛末をたどってこうなったのかをまず知りたかった。 アメリカの裁判とはこんなにもレベルが低いのか? 日本の冤罪事件は、例えば袴田事件のようにとてもグレーというか、それなりにそれっぽい証拠が存在し、その評価をめぐって争われる。 この事件は、少なくともこの本を読む限りは「それっぽい証拠」は何一つ存在しない。 ヒントンはお金がないから十分な立証をしてもらえないと言っていて、それはもちろんそうなのだろうが、「事件発生時刻直前までいた職場から車を運転して◯分以内に現場まで辿り着けるか」なんて、そもそも検察が立証すべきことじゃないだろうか。 全く意味がわからん。 そうした事件の全貌がわからず疑問が解消されないままヒントンの心情を延々と読んでも、いまいち満足できない。 なぜ説明がないのか不思議に思っていたが、あとがきをよんでいて腑に落ちた。 この本は全米ベストセラーだが、どうやらこの事件自体がアメリカでは有名すぎて、どうやら別にこの本で解説しなくてもアメリカの読者はみんな知っているみたいだ。 袴田さんが獄中振り返り記を出したら、別に5点の衣類に細かく言及していなくたって全然問題ないのといっしょだなと、納得はしたが、とはいえ疑問は解消されないままである。
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「読書会という幸福」(向井和美/岩波新書)で紹介されている本。米国アラバマ州の司法制度の杜撰さと黒人被告に対する悪意、死刑囚監房の悲惨な日常、人種差別の激しさを詳述。それよりも無実の罪で30年間、死に怯えながらも希望を捨てず、自由を勝ち取った著者の生き方や闘いの物語は目を離すこと...
「読書会という幸福」(向井和美/岩波新書)で紹介されている本。米国アラバマ州の司法制度の杜撰さと黒人被告に対する悪意、死刑囚監房の悲惨な日常、人種差別の激しさを詳述。それよりも無実の罪で30年間、死に怯えながらも希望を捨てず、自由を勝ち取った著者の生き方や闘いの物語は目を離すことができず一気読みでした。 原題は”THE SUN DOES SHINE”。これは希望を捨ててはならないことを表現するもので、本書の内容にぴったりの題名。邦題も「太陽はきっと輝く」でいいと思いますが、これを「奇妙な死刑囚」という邦題にしたのは疑問。おそらく、死刑囚監房の中で読書会を開催したり、ジョークを言ったり、ハリウッド女優と結婚するなどの妄想を抱いたりする著者の行為を「奇妙」としたのかもしれません。ただ、著者が暮らすのは「仲間」となった死刑囚が次々と処刑され、しかも電気椅子で人肉の焼ける匂いがするという発狂するような環境。著者の行為は人間として生きるために、希望を捨てないために必要な行為なのに、「奇妙な」とするのには違和感を覚えました。。 しかし、邦題の違和感を差し引いても極限状態の中で人間がどうやって希望を捨てないでいられるのかが著者自身の言葉で表現されている本書は貴重。読むべき本の1冊と思います。
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新文化 本を手渡す人で紹介。歴史的な冤罪事件として30年死刑囚官房に監禁された人物の著書。死刑囚官房で友人となったヘンリーはKKKの父の影響で黒人をリンチして殺害。読書クラブに誘い、悔い改め、黒人の囚人たちは彼を赦したが処刑される。後悔しながら死刑執行に向かう。
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