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人生の踏絵 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/07/26 |
JAN | 9784101123394 |
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人生の踏絵
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
冗談をまじえながら外国文学について説明した講演会録だったので、すらすら読み進められた 遠藤周作の作品は『沈黙』しか読んだことがなかったが、その『沈黙』執筆の裏話や、講演会のメインテーマである「外国文学の中のキリスト教」について興味深い話、宗教に対する遠藤氏の考察がいくつも入って...
冗談をまじえながら外国文学について説明した講演会録だったので、すらすら読み進められた 遠藤周作の作品は『沈黙』しか読んだことがなかったが、その『沈黙』執筆の裏話や、講演会のメインテーマである「外国文学の中のキリスト教」について興味深い話、宗教に対する遠藤氏の考察がいくつも入っていた 次から本を読む時に使える新しい視点を授けてくれる一冊
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本書は遠藤周作さんの紀伊國屋で行われた講演録。この本を読んでいると遠藤周作さんのイメージが変わり、また本の読み方にも変化が生まれました。そして遠藤周作さんの「沈黙」を再読したくなり、他の作品も読んでいきたくなりました! 【遠藤さんのイメージ】 今月「沈黙」と「海と毒薬」を読んで...
本書は遠藤周作さんの紀伊國屋で行われた講演録。この本を読んでいると遠藤周作さんのイメージが変わり、また本の読み方にも変化が生まれました。そして遠藤周作さんの「沈黙」を再読したくなり、他の作品も読んでいきたくなりました! 【遠藤さんのイメージ】 今月「沈黙」と「海と毒薬」を読んで、なんでもっと早く読まなかったんだろうと思いながら遠藤周作さんにハマったなかで本書を手に取りました。本書を読むまでは遠藤周作さんをとても真面目で厳粛な人と思ってたのですが、本書を読むととてもフランクで愉快なおじさんじゃないかと思ってビックリしました(笑) この印象は自分のなかにある老牧師のイメージとも重なってなんだか不思議な気持ちにもなりました。 【読書の変化】 講演のなかで遠藤さんが海外文学作品をテキストとして用いていて、そこに潜むキリスト教的な要素を紹介しているのですがとてもタメになりました! 海外文学をちょうど読んでいて、遠藤さんの視点を借りながら読むとこの情景はキリスト教のこういう逸話をベースにしてるのかとか、ムムッと思ったところをネットで調べるとキリスト教関連の要素が見つかって本をより深く読むことができて楽しくなりました。 【再読意欲再燃】 本書のなかで、「沈黙」の主題のひとつとして『弱虫が強虫と同じように、人生を生きる意味があるのなら、それはどういうことか』というのがあると遠藤さんは仰っています。これを読んで自分の沈黙の感想に持っていた違和感の正体に気付き、やっぱり自分は弱虫なんだなと思いました。「沈黙」の読書メモのほとんどがキチジローの弱さについて書いていて、それに共感すると仕切りに書いていました。それを感想にしようとしたとき、他の感想や書評で触れられてるところも盛り込まなきゃと自分のなかでなってしまって結局は乱雑な感想になってしまいました。 これが心に引っ掛って自分はダメなやつだなと凹んでいたのですが、本書全体を通して人の弱さを愛してくれている遠藤さんを感じてまた読んで感想を書きたいと思いました。 なんかキチジローみたいだな自分と思わず感想を書きながらニヤニヤしてしまう笑 遠藤さんの人柄に癒やされ、さらに遠藤さんの作品を読んでいきたいと思った読後感でした。 【お気に入りフレーズ】 p16 われわれ小説家は、みなさんと同じように人生がわからないでいて、人生に対して結論を出すことができないから、手探りするようにして小説を書いていっているのです。
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遠藤周作さん!『沈黙』しか読んでなかったけど、お話も上手くて魅力ある面白い人だったんだなあと。 海外小説のキリスト教的解釈や遠藤さん自身の執筆エピなど誰でも読める良い本でした。 特に聖書に対する解釈は著者の作品を読む上で参考になったし、手引書としてまた活用したい!!
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