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内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男 文春新書
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内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男 文春新書

志垣民郎(著者), 岸俊光(編者)

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内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/07/19
JAN 9784166612260

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商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/04/27

 内閣調査室(現在の内閣情報調査室)の秘密裡を著者が公開したもの。吉田茂と深い仲であった村井順が創設した組織で、進歩的文化人や日教組に対抗するために作られた。本書を読むと、内閣調査室のメンバーがCIAと関わりを持っていたことや政策の研究に委託された人物が載っており、著名人が複数名...

 内閣調査室(現在の内閣情報調査室)の秘密裡を著者が公開したもの。吉田茂と深い仲であった村井順が創設した組織で、進歩的文化人や日教組に対抗するために作られた。本書を読むと、内閣調査室のメンバーがCIAと関わりを持っていたことや政策の研究に委託された人物が載っており、著名人が複数名関わっていたことが判明する。著者志垣民郎は、政府の味方となりそうな人材をリクルートして、各地を駆け巡ったことを暴露した。

Posted by ブクログ

2024/02/20

日本版CIAを標榜して作られた内閣調査室。本書内にも「日本版CIAと買いかぶるひともいるが」ということで、実態は情報局といえるほどのものでもない。ちなみに本書の舞台は主に戦後から70年代くらいまでである。 反共産、核問題、学生運動などに対する情報工作、といえば大言壮語にも聞こえ...

日本版CIAを標榜して作られた内閣調査室。本書内にも「日本版CIAと買いかぶるひともいるが」ということで、実態は情報局といえるほどのものでもない。ちなみに本書の舞台は主に戦後から70年代くらいまでである。 反共産、核問題、学生運動などに対する情報工作、といえば大言壮語にも聞こえるし、陰謀論的な考えが想起させられるひともいるかもしれない。(実際、本書に絡んだネット上の言葉にはそのようなものも少なからずあった) しかし、いざ細かく読んでみると、どこまでそれが成功していたかは甚だ怪しい。委託費といっても、受け取らない者も多かったようで、堤清二に至っては「委託費は必要なかった」と書いてある。そりゃそうだろう。 最初に著者の同級生である藤原弘達の話が出てくる。これも20年以上かけて結局は懐柔に失敗している。 ちなみに情報工作の話だけでなく「沖縄の祖国復帰が実現しない限り日本の戦後は終わらない」という佐藤総理の言葉の原作者が藤原であること、藤原の創価学会批判本への政府による出版妨害など、ちょっとしたエピソードもある。 本書でページを多く割かれているのは学者たちへの懐柔工作なのだが、その実態を簡単に言えば接待、つまり飲み会である。一読した印象は、CIAや情報工作というより、民間企業の営業や仕事の雑談に近い。 本書を読んでおもしろかったポイントはふたつあった。 ひとつは、政府の学者に対する意識がいまとまったく違うこと。志垣氏の日記が詳細なこともあるが、飲み会の数、時間の割き用が凄まじい。ここまで躍起になったのは、学者…特に人文系の権威への信頼があったからこそだろう。それは政府だけでなく、社会からも教養が信じられていたからこそ、であろう。 ふたつめは、日本版CIAを標榜したにもかかわらず、けっきょくは飲み会で仲良くなろう!というあまりにも日本的すぎるやり方。記録のほとんどが会食である。サブタイトルには「戦後思想を動かした男」という大仰な言葉が躍っているが、その動かし方は飲みニケーションだったのである。 先に書いたが、本書の舞台はせいぜいが70年代までで、それ以降のことは書いていない。教養の権威も飲み会もウェイトが割かれなくなりつつある現代、陰謀論的な話というより志垣個人の思い出話程度に聞くのが良い。

Posted by ブクログ

2021/09/13

情報提供者の志垣さんに感動した本。 大きな仕事に関わった人は、後世に残そうとする人と隠そうとする人がいるのかなと思っていたが、この本で残していただいた記録は、非常に貴重だと感じます。 行ってきた事の是非は分かりませんが、記録を取り残し続けた志垣さんの実直さはとても素晴らしいと思...

情報提供者の志垣さんに感動した本。 大きな仕事に関わった人は、後世に残そうとする人と隠そうとする人がいるのかなと思っていたが、この本で残していただいた記録は、非常に貴重だと感じます。 行ってきた事の是非は分かりませんが、記録を取り残し続けた志垣さんの実直さはとても素晴らしいと思いました。

Posted by ブクログ

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