1,800円以上の注文で送料無料
「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録 集英社新書
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-36-02

「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録 集英社新書

トニ・モリスン(著者), 荒このみ(訳者), 森本あんり

追加する に追加する

「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録 集英社新書

定価 ¥1,012

330 定価より682円(67%)おトク

獲得ポイント3P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:5/30(土)~6/4(木)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

5/30(土)~6/4(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/07/17
JAN 9784087210859

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

5/30(土)~6/4(木)

「他者」の起源

¥330

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/05/05

思ってた内容ではなかった。これは僕のリサーチ不足、なので星の評価なし。 脳がどのように「他者」を認識するようになるか、それによって現れる「自己」とは、みたいな脳科学的な内容かと勝手に思ってて、残念。 とはいえグッとくる箇所はあって、特に『日本語版読者に向けて 森本あんり』は、本...

思ってた内容ではなかった。これは僕のリサーチ不足、なので星の評価なし。 脳がどのように「他者」を認識するようになるか、それによって現れる「自己」とは、みたいな脳科学的な内容かと勝手に思ってて、残念。 とはいえグッとくる箇所はあって、特に『日本語版読者に向けて 森本あんり』は、本書の内容への導入としてとても効果的で、知性的で、魅力的だ。 【以下、抜粋。】 人はいったいどこでどうやって人種差別主義者になってゆくのどろうか。それを問うたのが本書である。モリスンは、その問いに「他者化」というプロセスを示して答える。人がもって生まれた「種」としての自然な共感は、成長の過程でどこかに線を引かれて分化を始める。その線の向こう側に集められたのが「他者」で、その他者を合わせ鏡にして見えてくるものが「自己」である。このプロセスは、本書で取り上げられた作品が物語るように、明白な教化的意図をもって進められることもあれば、誰の意図ともつかぬしかたで彼帯に社会の制度や文化の秩序に組み込まれて進むこともある。 やっかいなことに、人がこのプロセスと無関係に社会生活を営むことは困難である。 「他者化は怪しからぬことだからみんなでやめようではないか」と論じたところで、実際に何かが成し遂げられるわけではない。ある時代のある文化に生まれ育つ者は、まずはその文化の規範をみずからのうちに取り込むことで成長する。つまり、われわれはみな、人としての自我をもつ存在となった時点で、すでにその文化がもつ特定の常識や価値観の産物となっている。だから人が他者化の問題を意識するときには、かならず自分の常識や価値観の問い返しとなり、それまで自分が学んできたことの「学び捨て」(unlearning)にならざるを得ないのである。 (略) こうした分断や暴走による不安定化は、たしかに歓迎されざる結果であるかもしれないが、かといってそれ以前の植民地時代や冷戦時代がよかったかと言えば、そういうわけでもないだろう。「以前はみんな仲良く暮らしていたのに」という台詞は、しばしばその背後に抑圧され封殺された多くの声があったことを覆い隠して語られる。モリスンの語り口に同期させて言えば、それは南部の善良で心やさしい白人たちが公民権運動前の時代を想い出して懐かしげに語るときの台詞に近い。

Posted by ブクログ

2026/01/29

生まれつき肌の色が薄かった著者は、祖母から「庭で日焼けしてきなさいっ!」といつも言われてた。それは「色が薄いと、白人との間に産まれた不実の子」だと思われるから

Posted by ブクログ

2025/10/31

世界には様々な人種や民族がおり、肌の色だけでなく話す言葉や文化、宗教、生活に至るまで「違い」を意識せざるを得ない自分とは異なる「他者」が存在する。近年は海外から多くの人々が観光や仕事で日本に訪れているから、明らかに見た目や言葉が異なる「他者」を見かける機会も多くなった。但し日本人...

世界には様々な人種や民族がおり、肌の色だけでなく話す言葉や文化、宗教、生活に至るまで「違い」を意識せざるを得ない自分とは異なる「他者」が存在する。近年は海外から多くの人々が観光や仕事で日本に訪れているから、明らかに見た目や言葉が異なる「他者」を見かける機会も多くなった。但し日本人はそうした人々に対して偏見や差別をするという事はあまり聞いた事がない。違いを意識しながらも上手く受け入れ、同じ人類・人として接する事ができている。寧ろ意識せずそれが当たり前だという感覚でいる人が大半だろう。だが世界を見渡せば未だ人種の違いや他者を上手く受け入れられない人々が存在している。海外からの移民者に対する扱い方、自分たちの文化や言語を強制するなど、我々の常識では理解し難い事態は至る所で見られる。そして日本人の中にも外国人に対して嫌悪感や強い違和感を持つ人が増えているというのは悲しい事だ。こうした人々は勿論、一部の外国人からの日本人としての常識外の行為を受けたり、それが自分の安定した生活を脅かされるなどの実害を受けている事もあるだろう。そしてその違和感を始めとする負の感覚が積み重なると「ヘイト」と呼ばれる憎悪、憎しみに変わっていく。そこには善悪の判断なく同じ国の人々を一括りにして、丸ごと嫌悪するような動きは国内でも各地に見え始めている。やがて追い出せとの大合唱に増幅され、いつしか日本人の権利を守れという声に変わっていくのは非常に悲しい事態だ。 この他者を他者として認識して、自分と同じ類の人間だけを守ろうとする感情や行動は今に始まった事ではない。極端だが歴史の事実として、かつてのアメリカでは常識だった黒人差別の問題。今なおアメリカ人の中にはこの感情が消えずに残っていると言われる。古くはアフリカ大陸から黒人を大量に「輸入」(肌の色の違いは『人』とさえ認めない『モノ』として扱う)し、奴隷として支配する奴隷貿易が盛んになされてきた。彼ら黒人の奴隷に対しては当然人が生まれながらにして持つ人権は無い。何故なら人ですら無いから、という今では考えられない常識が当時はあった。支配するモノに対しては、壊したり欲望の捌け口にするなどは当然のこと、支配力を高める為に大量に子供を産ませる様な事も普通に行われてきた。アメリカ南北戦争も奴隷制度に反対するリンカーンが大統領になった事から、廃止に反対する南部州との戦いがきっかけになっている。その後のアメリカの歴史の中でも公民権運動や、近年でも黒人に対する警察官の度を越した扱いなどに見られるように、白人対黒人の図式が薄れるまでには多くの時間を費やしただけでなく、前述した通り、今なお人々の心の底には、そうした考え方が残っていると言われている。 本書はアメリカで初の黒人系のノーベル文学賞受賞者となった作家のトニ・モリスンのハーバード大学での講演記録となっている。自身の経験が語る、アメリカ人から切り離せない黒人差別について、皮を剥がされた生肌に触れられる様にズキズキと突き刺さる描写が多くある。まるでモノかペットとしか扱われないような、容赦ない白人の態度や黒人の中にもある、白人を敵視する描写など、同じアメリカ国民でありながら分断という2文字で、対立する2つの肌の色の人々。それは長い年月を経ても最終的には相要れる事はないだろう。何故ならそれは肌の色の違いを双方が認める他者であり、白人から見た「白人以外」である事だけは変わる事がない事実として永久に残るからだ。とは言えバラク・オバマ氏が大統領になった事は、たとえネイティブなアフリカ生まれでなくても、そうした黒人を徐々に受け入れる体勢ができた可能性を感じる。 普段の生活で、クルド人や中国人、韓国人の方々が近所に住む事も多くなった昨今。彼らは見た目も言葉も文化も違う。時には日本人の常識とは違う行為や発言もするだろう。だが彼らが持つ、日本に来たからには日本の文化や習慣を学び、安全平和に暮らしたいという気持ちは我々と何ら変わらない。言葉や食生活では彼らの方が余程不便でありストレスも多いはずだ。それを日本に来たのだから、嫌なら帰れば良いだろうと考える人もいるかもしれない。彼らが何故日本に来て生活をして、日本に馴染もうとするのか、その理由背景も様々だと思う。それを一緒くたにして、他者として拒絶して良いのだろうか。彼らと1人の人間たちとして、同じ地球に住む人としてこの先も接していきたい。そう思わせる一冊だ。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました