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ザ・ボーダー(下) ハーパーBOOKS
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
| 発売年月日 | 2019/07/17 |
| JAN | 9784596541192 |

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商品レビュー
4.4
18件のお客様レビュー
数年前に読んだ時はトランプをモデルにした政治家と麻薬カルテルの繋がりに「さすがにやり過ぎだろう」と思ったが、ウィンズロウはリアリティにこだわる作家。綿密な取材の上、確信があって書いたことだったのだろう。現在の情勢を見れば本書こそフィクションではなくリアルだと言える。トランプこそ麻...
数年前に読んだ時はトランプをモデルにした政治家と麻薬カルテルの繋がりに「さすがにやり過ぎだろう」と思ったが、ウィンズロウはリアリティにこだわる作家。綿密な取材の上、確信があって書いたことだったのだろう。現在の情勢を見れば本書こそフィクションではなくリアルだと言える。トランプこそ麻薬との戦いをダシに敵対勢力を潰し、甘い汁を吸っているのだと。
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麻薬捜査官アート・ケラーの長い長い闘いの物語は遂に終わりを告げた だが、現実世界での麻薬との闘いは尚続いている ではアート・ケラーが我々が麻薬と闘い抜くために、そしていつかは勝利するために残してくれたものとは何だったのか ケラーは言う 麻薬の密売人が存在するのは、密売人たちが...
麻薬捜査官アート・ケラーの長い長い闘いの物語は遂に終わりを告げた だが、現実世界での麻薬との闘いは尚続いている ではアート・ケラーが我々が麻薬と闘い抜くために、そしていつかは勝利するために残してくれたものとは何だったのか ケラーは言う 麻薬の密売人が存在するのは、密売人たちが縄張り争いを繰り広げのは、巻き込まれ無辜の人々が殺され続けるのは、麻薬の密売がとてつもなく儲かるからだ 当然だ ではなぜ麻薬の密売がとてつもなく儲かるのか? この答えも恐ろしく簡単だ それは麻薬が違法だからだ 暴論には違いないが、真実でもある そしてもうひとつ麻薬を求める人がいるからだ 消費者がいなければ商売はなりたたない そして当然ながらこの問いも生まれる ではなぜ人々は麻薬を求めるのか? この答えも恐ろしく簡単だ 芥子畑を焼き払うこと 密売人を一掃すること 中毒者を刑務所や更生施設に送り込むこと 根本的な解決にはほど遠い 麻薬に逃げ込まなければ生きられない社会を変えること 誰もが生きやすい社会に作り変えること そしてそれが不可能だと思わないこと
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
麻薬戦争3部作、堂々完結!! とんでもないページ数を読んだのだけど、面白かったのであっという間に駆け抜けたように感じた。 ていうか、ニコとフロル、ニコのいた少年拘置所の仲間たちのその後や、ノーラとカランのエピソードももっと知りたく、こんなに読んだのにちょっと消化不良なくらいだった。すごく現実に即した、時事的な要素がある小説だから、出版が急がれたのかもしれない。 『ザ・ボーダー』については、ラストの「麻薬合法化」というケラーの主張を伝えたいがために書かれた物語なのだろうと思った。 以前、各国で禁止されている食べ物や飲み物を味わうトラベルエッセイ『悪魔のピクニック』を読んだ際、作者がドラッグについて「精神を変化させる薬物は商品として扱ってはならない」「非商品化」するのがいいのではという結論に達していたのを思い出した。真剣に考えていくと、ドラッグでは儲からない社会を作っていく必要があるというところにみんなたどり着くようだ。 エンタメ的に楽しんだのはもちろん、すごく勉強になったシリーズだった。 いつかまた『犬の力』から読み直したい。
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