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カルカッタの殺人 ハヤカワ・ミステリ
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カルカッタの殺人 ハヤカワ・ミステリ

アビール・ムカジー(著者), 田村義進(訳者)

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カルカッタの殺人 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/07/04
JAN 9784150019457

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カルカッタの殺人

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商品レビュー

3.6

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2024/09/14

イギリスの作家アビール・ムカジーの長篇ミステリ作品『カルカッタの殺人(原題:A Rising Man)』を読みました。 マージェリー・アリンガムの『幽霊の死』に続き、イギリスの作家の作品です。 -----story------------- 英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガ...

イギリスの作家アビール・ムカジーの長篇ミステリ作品『カルカッタの殺人(原題:A Rising Man)』を読みました。 マージェリー・アリンガムの『幽霊の死』に続き、イギリスの作家の作品です。 -----story------------- 英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガー受賞作! 1919年、英国統治下のカルカッタ。 スコットランド・ヤードの敏腕警部ウィンダムは、第一次大戦従軍を経て妻を失い、倦み疲れてインド帝国警察に赴任した。 右も左もわからぬ土地で頼みの綱は、理想に燃える若く優秀なインド人の新米部長刑事バネルジー。 二人は英国人政府高官が何者かに惨殺された事件を捜査する。 背後には暴動寸前の現地の憤懣と暗躍する諜報機関の影が……東洋の星と謳われた交易都市を舞台に、複雑な政情を孕む奥深い謎と立場を超えた友情が展開する、英国推理作家協会賞受賞の傑作歴史ミステリ ----------------------- 2016年(平成28年)に刊行されたアビール・ムカジーのデビュー作品……ウィンダム警部&バネルジー部長刑事シリーズの第1作です、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 1919年、大英帝国統治下インドのカルカッタ……現在ではコルコタの呼称に改められたこの都市は当時、主として白人の住むホワイト・タウンとインド人の住むブラック・タウンに分かれた植民地支配の縮図のような場所だった、、、 そのブラック・タウンでイギリス人の惨殺死体が発見される……殺されたアレグザンダー・マコーリーはベンガル州政府の財務局長を務め、副総督ステュワート・キャンベル卿の懐刀と目される人物だった。 発見された死体の口には、ベンガル語で書かれたメモが突っ込まれていた……状況からは英国統治に反対するテロリストの仕業のように見える、、、 現場の指揮を執るサミュエル(サム)・ウィンダム警部にとっては、インド帝国警察に赴任後初の大事件となる……慣れないカルカッタの風俗文化に戸惑いつつ、彼は捜査を進めていく……。 北のインド人街(ブラック・タウン)と、南のイギリス人街(ホワイト・タウン)に二分されていたカルカッタの街……そのブラック・タウンで、イギリス人の政府高官が殺害される、、、 反政府暴動やテロが発生してもおかしくない緊迫した空気が流れていたカルカッタでの政府高官の殺害事件……反政府活動家による政治がらみの犯行という見方が出て、それ以外は考えられないとする空気が警察のなかでも外でも支配的になるが、調べを進めるにつれて、謎は深まるばかり。 そうこうしているうちに、筋の通らない奇妙な事件や出来事が頻発しはじめ、事態は混迷の度を増していく……政府高官の死、深まる謎、憎悪、偏見、差別、非情、友情、淡い恋情、道徳と腐敗、売春宿、阿片窟、、、 インドを舞台にした歴史ミステリを愉しむことができました……。 事件を解決に導く二人の刑事のキャラも良かったですねー 警部のサム・ウィンダムはスコットランド・ヤードの犯罪捜査部で鳴らした敏腕刑事、第一次世界大戦が始まると、志願して、フランス北東部の最前線に赴き、ドイツ軍との熾烈な塹壕戦で、なんとか3年半もちこたえたが、終戦直前に被弾して生死のふちをさまよう……そして、ようやく死地を脱したとき、最愛の妻が流行りの病で死亡したことを告げられ、それ以来、モルヒネと阿片にのめりこみ、鬱々として淪落の淵に沈んでいたところ、かつての上司からインドの警察で働いてみないかという誘いの電報が入り新天地をめざした、、、 そこで知りあった最初のインド人が、若い部長刑事サレンドラナート(イギリス人には発音しにくいとのことで、サレンダーノットと呼ばれている)・バネルジー、カルカッタ屈指の名門の出で、ケンブリッジ大学を出ているが、エリートコースを歩むことを拒否して、法執行機関の一員として働くことを決意……帝国警察の採用試験ではじめて上位3名に入った秀才で、強い正義感を持ち、女性と話をするのが大の苦手というシャイな好青年。 片や、生きるのに倦み疲れた経験豊富なイギリス人刑事、片や、理想に燃える新米のインド人刑事……最初はイギリス人の上司とインド人の部下という関係にすぎなかったウィンダムとバネルジーの間に、それを越えた交流が生まれ、インド帝国警察の上司と部下としてタッグを組んで事件を解決に導く、、、 この関係性も興味深いですよねー 本シリーズ、続篇も翻訳されているようなので、ぜひ読んでみたいですね。

Posted by ブクログ

2024/07/20

英国統治下時代のインド カルカッタ(今はコルカタだって)で起こったイギリス人殺人事件のゆくえ。そうかぁ、そんな時代もあったなと思いながら読む。 主人公のウィンダム警部が魅力的。 辛い過去があり人生に諦観し、阿片に安らぎを求めちゃう弱さもあるが、根っからの仕事人間、観察力も抜群で...

英国統治下時代のインド カルカッタ(今はコルカタだって)で起こったイギリス人殺人事件のゆくえ。そうかぁ、そんな時代もあったなと思いながら読む。 主人公のウィンダム警部が魅力的。 辛い過去があり人生に諦観し、阿片に安らぎを求めちゃう弱さもあるが、根っからの仕事人間、観察力も抜群で、巧妙に仕組まれた事件を解決。 部下になった新米刑事パネルジーもいい味出してる。いいコンビ。 いつの時代も、軍が威張ってる国は怖いな。

Posted by ブクログ

2023/03/13

1919年、英国統治下のカルカッタ。イギリスで名を馳せた敏腕警部ウィンダムは赴任早々不可思議な殺人現場と遭遇する。インド人の町の真ん中で殺されたイギリス人の高級官僚。彼はなぜそこにいたのか。当時の雰囲気満点のインドミステリ→ 主人公ウィンダム警部は警視総監のお気に入りで、鳴物入...

1919年、英国統治下のカルカッタ。イギリスで名を馳せた敏腕警部ウィンダムは赴任早々不可思議な殺人現場と遭遇する。インド人の町の真ん中で殺されたイギリス人の高級官僚。彼はなぜそこにいたのか。当時の雰囲気満点のインドミステリ→ 主人公ウィンダム警部は警視総監のお気に入りで、鳴物入りでインドに赴任。でも、第一次大戦とその後の妻の死で心を病んでおり、阿片かモルヒネがないと眠れない。相棒となるバネルジーはインド人の中では裕福でケンブリッジ大卒の理想に萌える部長刑事。ただし、女性が苦手。もう、このキャラメイク→ で面白い(笑)前半はカルカッタの暑さや湿気にウィンダムの病みっぷりが追加されてジリジリとしか進まないんだけど、後半はググッと面白くなる! そしてラストよ!伏線は綺麗に回収されて、しかもエピローグぅぅ!こんなん楽しすぎるやん!次も読むーってなる。シリーズは3冊目まで翻訳されてます! (以下は読後すぐのツイート) おおお!!これぞバディ物!! ラストはニヤニヤ。これは続編読みたくなる系なシリーズですやん( *´艸`) (カルカッタの殺人、読み終わる) 翻訳者さんのあとがきまで読んで納得。 ミステリ×ヒストリーなんだ!そして“イギリスがインドを支配していた時代を理解するため”なんだ! そう考えたらめちゃくちゃしっかりとしたお話だよ。すっごい歴史モリモリ。当時の雰囲気が伝わる〜!! あ、読了ツイートに書くようなこと書いてるわ。

Posted by ブクログ

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