根付の図鑑《動物》 吉祥と愛玩の意匠

吉田ゆか里(著者), 提物屋(編者)

• 販売会社／発売会社: 光村推古書院
• 発売年月日: 2019/06/01
• JAN: 9784838105854

商品レビュー

2025/06/08

主に江戸時代に愛好された小さな芸術品、根付。
それらの中から動物の意匠を集めて紹介している。
・はじめに
動物の根付　十二支の動物　獣類　爬虫類／両生類
鳥類　虫類　魚介(貝・甲殻)
参考文献有り。
・おわりに

帯に引っ掛け印籠などを落ちないように使った留め具、根付。
素材は、象牙、木、鯨歯、鋳物、胡桃の実、鹿角、猪牙、
竹根、金工、黄楊、黒檀、海象牙、堆朱、埋木など。
それらは3～5㎝、大きくても8㎝ほどの小さい細工物。
そんな江戸時代の粋を感じる根付の名品を紹介している。
細やかな毛彫りの妙。異なる素材の組み合わせ。
デフォルメの愛らしさ。からくり。透かし彫りの精巧さ。
言葉遊びの愉しさが込められているものもある。
蛇に噛まれて痛そうな猿。素朴な可愛らしさの仔犬。
ユーモラスな蛸。海鼠や蜃気楼も根付になる。
尾崎紅葉の父による作品もある。
見ていて飽きさせない妙技が愉しめる、一冊です。

2024/01/22

ホント暑過ぎる……

ってな事で、吉田ゆか里の『根付の図鑑』

着物の帯等に付ける装飾美術品としての根付の図鑑♪

見てるだけでも楽しいし、欲しくなる美術品

今回のは動物メインの根付図鑑でした。

自分の干支とかゴリラの根付が欲しいな(笑)

小さな根付に細かく表現出来る技術は凄いね♪

2020年45冊目

2019/11/23

今でいうストラップのようなもの。帯を通して使うのか。
1個1個に簡単な解説がついているけど、やはり見るべきは各々の形。びっくりするほど細かいものあり、可愛らしいものあり。
手に入るなら福良雀は探したいなぁ。