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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/06/21 |
| JAN | 9784103526810 |

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商品レビュー
4.4
1382件のお客様レビュー
保育園時代からの友達のお母さんが中国出身で、幼い頃からお泊まり会なんかで彼女のご家庭の当たり前を教えてもらってきた。(出された干し棗を食べてゲボったとか、お母さんの手作り餃子が美味しいとか、他国に根を下ろすことの苦悩とか、大事にしてる家族観や金銭感覚とか。) たぶんこれからも多...
保育園時代からの友達のお母さんが中国出身で、幼い頃からお泊まり会なんかで彼女のご家庭の当たり前を教えてもらってきた。(出された干し棗を食べてゲボったとか、お母さんの手作り餃子が美味しいとか、他国に根を下ろすことの苦悩とか、大事にしてる家族観や金銭感覚とか。) たぶんこれからも多様性は拡大していって、既存の価値観を揺さぶられる度に頭殴られる思いをするんだろう。 でも、こういう体験を、社会圧や誘導に流されることなく自分の生活範囲内で試してみることはきっと価値がある。 たぶん無理に風呂敷を広げようとしなく良くて、大きく世界平和とか社会貢献とかそんなの度外視して試していいんじゃないかと思った。
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息子さんがよくいろんなことを考えていて、すごく他人に配慮でき、お手本になるような子だな思いました。その中にも、子どもらしいピュアな発言があったりと可愛らしい場面もあったところがすごく良かった。本の内容も、息子さんの発言や、周りの人間の行動を、イギリスの国内情勢を関連付けて説明され...
息子さんがよくいろんなことを考えていて、すごく他人に配慮でき、お手本になるような子だな思いました。その中にも、子どもらしいピュアな発言があったりと可愛らしい場面もあったところがすごく良かった。本の内容も、息子さんの発言や、周りの人間の行動を、イギリスの国内情勢を関連付けて説明されているので、イギリス好きの人間にはたまんない一冊であると感じた。
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英国文化を紹介した書き手として、すぐに思い浮かぶのは 林望やマークス寿子あたりではなかろうか。なかでもマークス寿子は男爵夫人という立場ゆえか、やや英国礼賛の色合いが強かった印象がある。 それに対して本書は、英国に暮らす庶民の日常が赤裸々に綴られており、実に興味深い。 著者のブ...
英国文化を紹介した書き手として、すぐに思い浮かぶのは 林望やマークス寿子あたりではなかろうか。なかでもマークス寿子は男爵夫人という立場ゆえか、やや英国礼賛の色合いが強かった印象がある。 それに対して本書は、英国に暮らす庶民の日常が赤裸々に綴られており、実に興味深い。 著者のブレイディみかこは、英国在住の保育士であり、どこかパンクな気質を感じさせる人物である。夫は野性味あふれるトラックドライバー。そして、その間に生まれた息子こそが、本書の標題にある「イエローでホワイトで、ちょっとブルー」の存在である。 この息子は、育ちの良さと繊細さを併せ持ちながら、自らの出自に向けられる社会の偏見や差別に触れ、ときに“ブルー”な感情を抱く。だが本書のテーマは、人種問題にとどまらない。移民、貧困、ジェンダーといった現代社会の諸問題を、あくまで庶民の目線から鋭くすくい上げている。さらに言えば、英国特有の階級という問題も底流に横たわっている。 本書を読んでいて、特に印象に残った言葉がある。それは「エンパシー」である。一般に使われる「シンパシー」が同情、すなわち感情の共有を意味するのに対し、「エンパシー」とは、自分とは異なる立場や価値観を持つ他者を想像し、その心情を理解しようとする働きである。言い換えれば、他人と同一化することなく、その内面に寄り添う知性の作用である。 社会の分断が深まりつつある現代において、この「エンパシー」という視点は、私たちが忘れてはならないものだろう。
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