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めぐりながれるものの人類学
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めぐりながれるものの人類学

石井美保(著者)

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めぐりながれるものの人類学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2019/06/19
JAN 9784791771745

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2019/06/30

"自己が他者になりかわる、憑依の最初の徴候は震えである。みずからのコントロールを超えて震動する身体は、何ものかに感応している。身近な他者の苦痛に、あるいは遠い過去に生きていた誰かの痛みに。自律した主体としての自己を離れて、震えに圧倒された身体になる。震えは共振し、伝播し...

"自己が他者になりかわる、憑依の最初の徴候は震えである。みずからのコントロールを超えて震動する身体は、何ものかに感応している。身近な他者の苦痛に、あるいは遠い過去に生きていた誰かの痛みに。自律した主体としての自己を離れて、震えに圧倒された身体になる。震えは共振し、伝播していくーあなたの身体から私の身体へ、私の身体から誰かの身体へ。それは詩のような言葉を通してはじめて伝えられる震えであり、痛みであったかもしれない。"(p.206) --------- ほんとうにそう。震えだ。最近よく震える。 しかし、震えるのは、石井先生の文章の力だ。内容さながら、その表現に震えるのである。 人類学に興味のある方にオススメのエッセイ。

Posted by ブクログ

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