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めぐりながれるものの人類学

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2019/06/19 |
JAN | 9784791771745 |


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"自己が他者になりかわる、憑依の最初の徴候は震えである。みずからのコントロールを超えて震動する身体は、何ものかに感応している。身近な他者の苦痛に、あるいは遠い過去に生きていた誰かの痛みに。自律した主体としての自己を離れて、震えに圧倒された身体になる。震えは共振し、伝播し...
"自己が他者になりかわる、憑依の最初の徴候は震えである。みずからのコントロールを超えて震動する身体は、何ものかに感応している。身近な他者の苦痛に、あるいは遠い過去に生きていた誰かの痛みに。自律した主体としての自己を離れて、震えに圧倒された身体になる。震えは共振し、伝播していくーあなたの身体から私の身体へ、私の身体から誰かの身体へ。それは詩のような言葉を通してはじめて伝えられる震えであり、痛みであったかもしれない。"(p.206) --------- ほんとうにそう。震えだ。最近よく震える。 しかし、震えるのは、石井先生の文章の力だ。内容さながら、その表現に震えるのである。 人類学に興味のある方にオススメのエッセイ。
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