妄想国語辞典

野澤幸治(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2019/06/04
• JAN: 9784594082154

商品レビュー

2025/10/03

次から次へとページをめくる手が止まらないとはこのこと。ほぼ全て意味が腑に落ちる、わかる〜、ほんまソレ〜の連続でスッキリする。

2025/09/09

図書館で異彩を放つ「黄色い本」特集コーナーに、この本のシリーズが置いてあった。
パラパラ読んでたら面白かったので、探してまとめて借りてきた。
だからこれは「黄色」じゃなくて「白」。
そしてこの本6年前に読んでたらしい笑

「極めて遺憾」（何の解決にもなっていないこと）
「日帰り温泉旅行」（結果的につらいこと）
が面白かった。

2024/10/17

息抜き本。
「国語辞典」というコンセプトを前提として見てみると、例文での使い方も、ちょっとピンとこないところもあるのだけれど、「ユーモアのある比喩集」としてみると、なかなか面白い。
「豚に真珠」みたいな慣用句としてではなく、表現の後に「〜のような」とつけると、結構使ってみたい表現もあるかもしれない。「シチューをご飯にかける」とか。
使われている言葉がどれくらい一般化した印象を与えるか、ということが意味がある気がする。「豚に真珠」と「ジーパンでヨガ」とか、比べてみると、言葉の持つイメージが共通化、一般化されている度合い、言葉の使われる受け入れ度合いみたいなものが違うのだろう。受け入れ度合いというのは、「豚に真珠」なら老若男女どちらの言葉もわかるが「ジーパンでヨガ」だとイメージが掴みづらいし普段使う言葉の中にもない、みたいな。
逆にこの本の表現にユーモアを感じるというのは、慣用句ほど「誰もが同じようにわかる」ではないけれど、「わかる人はわかる」というニッチな部分をあたかも慣用句のように使っているというギャップ、表現のユニークさ、ということなのだろう。