報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか 朝日新書

南彰(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2019/06/13
• JAN: 9784022950253

商品レビュー

2020/02/21

　朝日新聞という事で拒否感を持つ人が多いのだろうが、あながち間違っていることを言っているわけではないのが真実。

　結局、我々受け手側は自分の都合の良いスタンスで情報を取る時代になってしまい、各ステーションから出される内容を都合よく切り貼りしてしまうのが一番の悪という事だろう。

　朝日でも正しい事は正しいと言える世の中にしないといけない。

2019/08/22

河野外相が質問を無視して「次の方どうぞ」を繰り返した出来事は何気に大きな出来事だったと思います。報道を一方的に無視する事が出来、それについてマスコミが騒がないという状況は、緊迫した世界情勢と憲法の問題を考えた時にゾクリとする出来事だったと思います。現政権が形だけの民主主義の形すら軽視し始めているのではないかと感じました。
政権に都合が悪い報道が出る事を事前に抑え込む事は最近色々な事柄で感じていましたが、列挙されると完全にマスコミを抱き込んでコントロールしようとしているのが分かります。
太平洋戦争の時には「大本営発表」が唯一の報道でそれに追随するしかなかった事が、マスコミを信用できない一番の原因だったはずです。
数十年を経てまさしく同じような状況を国が、マスコミが作っています。
まさか日本がまた同じような轍を踏むとは思いませんが、報道がしっかり監視しているという前提ありきの話です。排除されるのが怖いが為に政府の思い通りにしか報道出来ないなんてありえない話だと思います。