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虚構推理 スリーピング・マーダー 講談社タイガ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2019/06/21 |
| JAN | 9784065161579 |
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虚構推理 スリーピング・マーダー
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虚構推理 スリーピング・マーダー
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商品レビュー
3.9
40件のお客様レビュー
2025年6月読了。 虚構推理シリーズ三作目は、ホテルグループの会長から直々に岩永への依頼が出される。それは、20年以上前に怪異と遭遇したときに交わした契約についての相談だった。怪異の手を借りて人を殺したものは、必ずその報いを受けねばならないと語る会長に岩永はどう応えるのか。...
2025年6月読了。 虚構推理シリーズ三作目は、ホテルグループの会長から直々に岩永への依頼が出される。それは、20年以上前に怪異と遭遇したときに交わした契約についての相談だった。怪異の手を借りて人を殺したものは、必ずその報いを受けねばならないと語る会長に岩永はどう応えるのか。 今作は岩永の高校時代のエピソードが物語に絡んでくる。相変わらずこの世のものならざる存在感を放つ岩永のエピソードが面白い。そして彼女に振り回される九郎だ。岩永を邪険にあしらう九郎だが、九郎自身が岩永を守れるのは自分しかいないとわかっているところが良いコンビである。二人の仲もより深く知ることができて満足だ。
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『名探偵に薔薇を』を読んだら『虚構推理』シリーズに戻りたくなった。虚構推理の世界はなかなかルールが複雑でついていくのが大変なのだが、『〜薔薇を』を経たあと読むと、「謎」と「謎解き」だけでなく、その周辺、特に謎を解く人の事情を描きたかったのかもという視点が持てる。 パズルやトリ...
『名探偵に薔薇を』を読んだら『虚構推理』シリーズに戻りたくなった。虚構推理の世界はなかなかルールが複雑でついていくのが大変なのだが、『〜薔薇を』を経たあと読むと、「謎」と「謎解き」だけでなく、その周辺、特に謎を解く人の事情を描きたかったのかもという視点が持てる。 パズルやトリックに凝りすぎるミステリー小説は、テーマが前に出すぎると、人間らしいリアリティがないといった批判をされるが(初期クイーンなど)、虚構推理は、そんな批判は織り込み済みと言わんばかりの振り切った前提が潔い。前提というのはつまり、岩永琴子は怪異と呼ばれる妖怪やもののけのたぐいにとっての知恵の神であり、相棒の桜川九郎やその従姉は不死身で未来決定能力がある、という設定のこと。また、一般人である他の登場人物の言動についても、小説の都合に従った多少の無理は淡々とした説明口調で押し切ってしまうのだが、そんな図太さもむしろ小気味いいくらいだ。主人公たちのアニメ的なキャラの濃さが、そんな文体ともマッチしている。 表向きは殺人事件を解決する(本当はちょっと違うがもう説明めんどくさい)名探偵コンビである琴子と九郎だが、文字通り人間離れしたこの二人の屈折した恋人関係こそが、まわりまわってこのシリーズの人間らしさ、温かみを感じるところとなっている。前に読んだときは、まあよくわからないけど萌えどころかなという程度にしか受け取っていなかったが、『〜薔薇を』の切実さを見たあとだと、ああ一人じゃなく二人で本当に良かったねとホロリとしてしまう(びっくりするほどの塩対応と下ネタでだいぶ覆っているが、その加減もうまい)。それだけに、従姉の六花さんがこのあとどう絡んでくるのか、続きが気になる。 『スリーピング・マーダー』はクリスティのミス・マープル最後の作品、ということは先程調べてわかったが、未読のためどう関係していたのかは全くわからない。本作では、琴子が高校生のときミステリー研究会に所属していたことが明かされた。当時の部長と部員も良い脇役を演じている。私、今どこかに入学したら、ミス研入っちゃう。
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シリーズ3作目 前と同じくマンガで先に読んでいるので物語の意外性は感じない でも、やはり琴子さんだなぁと思えるところは面白い ・岩永琴子は高校生だった ・六花ふたたび ・明日のために ・スリーピング・マーダー(前編) ・スリーピング・マーダー(後編) ・岩永琴子は大学生である...
シリーズ3作目 前と同じくマンガで先に読んでいるので物語の意外性は感じない でも、やはり琴子さんだなぁと思えるところは面白い ・岩永琴子は高校生だった ・六花ふたたび ・明日のために ・スリーピング・マーダー(前編) ・スリーピング・マーダー(後編) ・岩永琴子は大学生である ・岩永琴子は高校生だった 琴子さんが高校1年生のときのお話 ミステリ研究部の部長 天知学と新入生の小林小鳥が部の存続のために琴子さんを入部させようとするが…… 学くんがゲスい でも、琴子さんにかかればそんな意図すらも掌の上というね 「ロウフィールド館の惨劇」 ユーニス・パーチマンがカヴァデイル一家を殺したのは、読み書きができなかったためである。 ある意味でミステリのネタバレ厳禁ルールを逆手に取った定番ネタの作品だなぁ ま、私は未読なんですけどね ・六花ふたたび 行方知れずの六花さんがどうしているかのエピソード 自殺者が連続する部屋 その理由 居場所を見つかったと見るや、立ち去り際に琴子さんに後の処理を丸投げする六花さん 強い…… ・明日のために 学くん再び、そしてスリーピング・マーダーの前日譚 学くんの伯父 藤沼耕也が琴子さんがどんな人なのかを聞く 琴子さんが世間的に如何にアンタッチャブルな存在なのかの説明回 怪異に関して頼る事は是としても、決して探ったり利用したりしてはいけないという心構えが必要 ・スリーピング・マーダー 狐に依頼した殺人の報いがあるという事を孫子に示したいという依頼 この本のメインのお話 ------------------ 「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。 彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが! 琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!? ------------------ 怪異に依頼して成された殺人のため、関係者にはアリバイが成立している状況 遺産相続の優先権という名目で、その犯人が自分である証明をせよという課題 その判定役に琴子さんを指名するが、その解決はやはり琴子さんらしいものに…… ・岩永琴子は大学生である スリーピング・マーダーの後日譚 マンガ未収録のエピソード 九郎が琴子のことをどう思っているかがわかるので、マンガしか読んでなかった人にも以外な発見がある スリーピング・マーダーに関係した一冊となっているけど、六花さんのエピソードを加えて、琴子さんを利用しようとするとどうなるか?という共通点がある 六花さんは先々まで練っているので琴子さんを利用できる 学は恋路に関する事だけは自分の望み通りになったが、それ以外ではデメリットの方が大きかった そもそも、世間的には琴子さんの事を調べる事すらアンタッチャブル でも、怪異の解決の依頼であればむしろ良い結果になる ただ、怪異の解決依頼だとしても、自らのシナリオに巻き込もうとすると想定以上の結末が降り掛かってくる やはり、琴子さんを安易に利用してはいけないという教訓なのでしょうねぇ しかしまぁ、ペイズリー柄の下着というのはどうなんだろ? しかもあの琴子さんですしねぇw あと、峰打ちのくだり 六花さんと九郎くんが車と銃弾の違いはあれど天丼構造になってますね
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