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絶唱 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/06/26 |
JAN | 9784101267739 |
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商品レビュー
3.6
279件のお客様レビュー
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2025.02.10 震災の話。 誰も悪くないのに、どうしようもなく辛くなるからあんまり得意ではなくて、読んでて辛いし苦しかったけど、絶唱がなんかすごく刺さった。 上手く言葉に表せないけど、1人の人としての湊かなえさんをすごく感じれてよかった。 まさか最後の主人公が湊さんだったなんて…。 正確には実話を元にした。くらいだと思うけど。 鳥肌だった。 途中では、祈るのは亡くなった人と話すためじゃなくて自分が死んだ後神様と話すためみたいな感じだったのに、最後の絶唱で、尚美さんが主人公に、祈るのは亡くなった人と話すためって言ってたことだけが謎。 誰か解説してください。 私の浅はかな思考力ではわからない。
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著者らしいイヤミス感は無く、でも心のざらつきを的確に表現する文章にはドキッとさせられる部分もあり、気付けばぐんぐん読み進めていました。 震災がテーマとなっていることを知らずに手に取ったものの、今年は震災から30年の節目の年。私も何か見えない糸でこの本に引き寄せられたのではと思わず...
著者らしいイヤミス感は無く、でも心のざらつきを的確に表現する文章にはドキッとさせられる部分もあり、気付けばぐんぐん読み進めていました。 震災がテーマとなっていることを知らずに手に取ったものの、今年は震災から30年の節目の年。私も何か見えない糸でこの本に引き寄せられたのではと思わずにはいられません。
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※このレビューにはネタバレを含みます
イヤミスの女王、湊かなえの実体験をもとにしたミステリー。誰かが私小説のようだと言っていたがまさしくその通り。 楽園ーー主人公が軽はずみに口にできず抱えてきた過去は実際にひとりの人間が背負うには重苦しいできごとだが、彼氏の裕太が素晴らしい。思い詰めたひとの心を軽くさせる人間性が読み取れる。特に海から引き上げてからの会話のやり取り。読んでいて頭に浮かんだ海と空の景色は、まるで青春映画のラストシーンみたいにきらきらとしていた。 約束ーー亡くなった人間との約束は必ず守るべきなのか、否か。額面通りではなくて、故人が願ったことを汲み取るのに生きてる側の願望が反映されていないのか。難題だが、この作品での結末は当事者全員の正解だったように思う。あわよくば理恵子がどんなひとと結婚したのか教えてほしい。 太陽ーー楽園に出てきた杏子には同情の余地もなかったように思えたが、杏子視点になることで憎めなくなる著者の書き方が秀逸。愚かしいところは確かにあっても庇いたくなる。太陽のようだった憧れのひとを追いかけて身近にある太陽に気付く帰結は美しかった。 絶唱ーー震災当日の話。境界線の内と外。突然やってきた災害のなか、正しい立ち振る舞いをすることは難しい。なにが正解かなんて振り返っても分からない。 「誰の顔も浮かんでこなかった」「わたしにはそういうたった一人の人がいなかったということでしょうか」がとても寂しく心に残った。主人公がこの日のことを書けるようになって、あの日一度会ったきりだった青年と結ばれていて心が軽くなっていることがわかって、こちらの心が暖かくなった。 全編通して登場する尚美さんが善人だからか、全くイヤミスではなかったが、いつまでも覚えておきたい話になった。
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