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熟女アパート 竹書房文庫
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熟女アパート 竹書房文庫

葉月奏太(著者)

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熟女アパート 竹書房文庫

定価 ¥726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2019/05/20
JAN 9784801918726

熟女アパート

¥495

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2019/08/02

あっさりしたアプローチと官能

重厚な物語にしっとりとした官能が融合した名作と称したい前作『兄嫁はらり』(イースト・プレス悦文庫)からすれば一転して軽いタッチの作品と言える。ただし、ここで言う軽いタッチはコミカルという意味ではなく、深みに欠けるという意味である。 作品の舞台となるアパートは引っ越し先である...

重厚な物語にしっとりとした官能が融合した名作と称したい前作『兄嫁はらり』(イースト・プレス悦文庫)からすれば一転して軽いタッチの作品と言える。ただし、ここで言う軽いタッチはコミカルという意味ではなく、深みに欠けるという意味である。 作品の舞台となるアパートは引っ越し先である。つまり、別のアパートに住んでいた、大学進学間もない主人公が引っ越しを余儀なくされる、官能的で、後に理不尽な要因がプロローグとして用意される構成である。この構成自体は悪くなかったし、冒頭から官能描写という書き出しも良かったのだが、後に登場するメイン格のヒロイン3人からのアプローチが総じて軽いと言うか、安易に感じるのである。とりわけ最初に出会ったヒロインは特に理由も不明なまま単に主人公を誘惑しており、それも出会ってスグなので「?」が浮かぶ。いくら上げ膳・据え膳の誘惑展開だとしてもさすがに唐突な印象と言わねばならない。これによって相応な理由があるにはあった2人目、3人目のヒロインも印象として引っ張られてしまったのか、何となく誘っているような軽薄さが前面に出てしまっている。 これらに加え、主人公が一目惚れに近い形で想いを馳せた1人目は性格も素敵に感じられながら後に「あれ、そうなっちゃうの?それって摘み喰いしておいて最後は体良く主人公を袖にしてない?」と写る行動を見せている。しかも、意外にも貞操観念が高くない印象さえ生じているため、最後まで行動原理の掴めない1人目の存在が作品全体に影響を及ぼし、ただヤッてるだけのような芳しくない印象を得たのかもしれない。 さらに言うなれば、冒頭の理不尽な仕儀においても、その要因となったサブヒロインについて何かしらの天罰……というほどでもないにせよ何かしらの因果応報があれば溜飲も下がったのだが、曖昧に放置されたままになってしまっている。故に全体を通してイマイチ纏まりに欠ける仕上がりだったと言わねばなるまい。 ここしばらく重厚な物語を美しく紡いできた作者が今回は肩肘を張らずに軽妙なテイストを志向したのかな~?と推測するならば、その仕上がりはやや薄っぺらいものだったと言わざるを得ないであろう。

DSK

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