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ラプンツェル王子の通い妻 幻冬舎ルチル文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎コミックス |
発売年月日 | 2019/05/17 |
JAN | 9784344844605 |
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ラプンツェル王子の通い妻
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
メンヘラおこちゃまにオカンが大噴火するお話。 攻のアレさとなかなか頑なな受におののきつつ、攻ザマァ展開は楽しめました。 やや受の思考が女性的すぎるのと、後半の攻が不憫すぎるのが残念でしたが… あと相変わらず最後30頁が戦後処理。 この作者さん、このダイジェスト感さえなければなー
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攻めザマァなのかな? とにかく克巳の絵を描くこと以外に何も出来ず無自覚で自分勝手(少しだけ自分の都合で昭良の事を考えてはいるのだけれど)に振り回される昭良が可哀想で仕方なかった。 それでも好きだからと遠い道のりを通い身の回りの事を引き受け頑張る姿がいじらしく。 これでは恋人では...
攻めザマァなのかな? とにかく克巳の絵を描くこと以外に何も出来ず無自覚で自分勝手(少しだけ自分の都合で昭良の事を考えてはいるのだけれど)に振り回される昭良が可哀想で仕方なかった。 それでも好きだからと遠い道のりを通い身の回りの事を引き受け頑張る姿がいじらしく。 これでは恋人ではなくオカンではないのか?と思い始めた所に現れた克巳がかつて絵のモデルにと惚れ込んでいた相手のリオンが現れ克巳と同居する事になってショックを受けて、でも耐えて頑張っていてもリオンの態度や克巳が昭良を蔑ろ(ここも無自覚!)にしていて読んでいて涙が止まりませんでした。 かつての恋人達とは違うからと頑張っていた昭良もとうとう耐えきれられず別れを切り出した時の胸の内が悲しくて切なくて。 しかしここから克巳がようやく昭良の事を真剣に考え変わって行く姿がかなり酷いものだったけど昭良の今までの思いを思えばこれくらいはしてくれないとと溜飲が下がりました。 昭良もそんな克巳に嫌いで別れた訳ではなかったのだしすぐには信じられなかったけれど焦らず時間をかけ以前の無理をしていた付き合い方をやめ対等な立場で恋人となれて本当に良かったです。 「愛ではなく依存だよ」 ようやく「愛」を手に入れられた克巳、そして昭良の2人でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
▼あらすじ 売れっ子画家で彼氏の克己は生活力ゼロ。通い妻みたいに昭良がご飯を作り身の回りの世話をするけど、これって×恋人○オカンかも!? *** ストーリーの完全度:非常に高い トーン:あまあま・せつない・シリアス(高) エロ度:少ない 萌え度:非常に高い 総合評価:★4.5 小中先生の作品は今までハズレ無しなので期待を込めてこちらの作品を購入しました。今回も期待を裏切らず凄く面白くて、ページを捲る手が止まらなかったです。 ただ、私の想像とは大分異なる印象の作品でした。表紙を見て勝手にあまあま・ほのぼの系の作品だと思っていたのですが、まさかこんなにもしんどい話だとは思いませんでした…(笑) 小中先生の作品は「夜啼鶯は愛を紡ぐ」を読んだ時もしんどくてヒーヒー言いながら読んだ記憶があるけど、今回はそれ以上にしんどかったかも…。こんなに可愛い雰囲気の表紙なのに…。 今回は生活能力0の天才画家(克己)×世話焼き系リーマン(昭良)のお話なんですが、前半は克己があまりにも考えなしでちょいちょいイラッとさせられます(笑) 画家として成功している上に、元々家が資産家で事故で亡くなった親の遺産なんかもあるからお金には全く困ってないんですよね。一見、スマートだし紳士的なんだけど、絵の事以外はまるで駄目。ボンボン育ちだから生活能力0だし、恋人の誕生日やデートの約束なんかも平気で忘れたりすっぽかしたりする最低なヤツです(笑) ただ、悪気はないんですよね。良くも悪くも絵一筋ってだけで浮気はしないし、結果空回りしちゃうけど克己なりに思いやりを見せるシーンもあって、昭良の事はちゃんと好きだったと思うんです。(…まぁ、それでも言葉足らずだし気は利かないし昭良の好意に甘え過ぎだとは思いましたが。) 前半までは昭良を応援していたので、克己をフッた時は正直、スカッとしましたよ(笑) その前に克己の配慮に欠ける行動や言動が多々あって「流石にそれはないわ〜」って思ってたので、お灸を据えるという意味でいいぞもっとやれって思ったのも事実です。 ただ、そこからの展開がもう辛くて辛くて…。 ヨリを戻そうと必死になる克己に対して、昭良は割と冷静なんですよ。全然ほだされてくれなくて、ちょっと厳しいんじゃないかなぁ…ってうっすら思い始めてしまって。 だから、変わろうと努力している克己を依存だって突っぱねて拒絶するシーンはいよいよ克己が可哀想になってしまって、この辺から昭良に対する好感度が自分の中で少しずつ下がっていってしまったかな、と。 だって魂を込めた絵や亡くなった家族との思い出が詰まった家はおろか画家という人生まで捨てる覚悟って克己からしたら相当だったと思うんですよ。昭良の言ってる事も分かるしその通りだとも思うけど、その覚悟を少しくらい汲み取ってあげても良かったんじゃないかなって思うんです。 そうやって昭良がとことん拒絶しても克己は昭良を諦めきれず、落ちるところまで落ちて目も当てられない姿になっていくんですが、登場する度にどんどんみっともなくなる攻めの姿に胸が掻き毟られるような気持ちになりました…。 ただでさえ可哀想なのに、最早可哀想を通り越して痛々しいんですよ。あのお金には困ってないはずの克己がただのスーパーでアルバイトをして上司に叱られてる姿なんて見たくなかったです、正直。 でもこの哀れっぷりに萌えられないかと言ったらNOで、心身共にボロボロになっても克己なりに変わろうと必死に努力する姿に非常に萌えてしまいました…!(同時にめちゃくちゃ辛かったけど!泣) 昭良も健気だと思いますが、克己はそれ以上に健気だと思います。ほんと、克己以上に昭良を愛してくれる人なんかいないと思いますね。 克己のストーカー行為ですら、普段なら私も「うわ、気持ち悪」って思っちゃうところですが、彼があまりに必死だからそんな風に思えなかったよ…。ていうか昭良が克己をそこまで駆り立てたようなものですし…。 後半はしんどい描写が続きましたが、最後は無事にヨリを戻せて本当に心底安心しました。やっと昭良が許してくれた時は克己と一緒に私まで泣きそうになったくらいで(笑) この作品を読み始めた時はまさか攻めがこんなにヘタレ化すると思わなかったですし、受けもこんなに強気なキャラだと思わなかったので前半と後半の力関係の逆転っぷりには驚かされましたが…ある意味一生忘れられない作品になりました。 それにしても、小中先生にヘタレ攻めを書かせたら右に出る者はいないんじゃないでしょうかね。ますますファンになってしまいました(笑)
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