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流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則

エイドリアン・ベジャン(著者), 柴田裕之(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 2019/05/01
JAN 9784314011679

流れといのち

¥770

商品レビュー

2.8

8件のお客様レビュー

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2023/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり面白い本だが読み解くにはそこそこの教養が必要だ。 生命、富、テクノロジー、スポーツ、都市、政治についてマクロ物理学で読み解こうと試みた本だ。 大胆な試みだと思うしそこそこ納得したり考えを新たにしたところもあるが理解しづらい所も多かった。 「最適化」はエンジニアにはつきものだが物理的な自然現象にも当てはまる。もっと言えば人間社会も物理現象の一つだ。そこの感情が入らない物理学論としては興味深い。 コンストラクタル熱力学は地球にあるものを「流体」として捉える。 階層制は不平等ではない。それは動物世界だけでなく河の流れや木の幹と枝の関係に似ている。中心と末端という構造を取る事により最適に機能すること事となる。 だから階層制と多様性というのが両立するのだという概念がないといけない。マクロとミクロは違う。末端器官の目や耳より体幹部が偉いわけではない。小動物は大動物の縮小板ではない。よく言うグローバルとローカルの対立構造もナンセンスだ。 富はエネルギーとも言える。エネルギーのないところに富は集まらない。エネルギーのないところに富を集める道理もない。 最適は工学的概念だが結局時間軸で変化していくものである以上その時々の最良のものという限定でしかない。成長と進化の概念について理解が必要。 成長はある流動構造の存続期間中に受ける変化でS字カーブ。進化はその時間軸ではない。 成長と進化の概念の違いを理解する為には死を理解する必要がある。成長が平衡に達するのが死であり生まれ変わる事が出来ればさらに成長はあり得るのだ、

Posted by ブクログ

2023/03/25

べジャン氏2冊目。 前作よりは難解だった。やはり、生物も無生物も元は同じだから同じ法則が当てはまるのは理屈としては理解出来るのだが、政治だったり、スポーツだったりかなり無理くり感があり、個人的には納得出来なかった。 さらに突如数式が現れ、ポカンとさせられる。図解があり理解を促進し...

べジャン氏2冊目。 前作よりは難解だった。やはり、生物も無生物も元は同じだから同じ法則が当てはまるのは理屈としては理解出来るのだが、政治だったり、スポーツだったりかなり無理くり感があり、個人的には納得出来なかった。 さらに突如数式が現れ、ポカンとさせられる。図解があり理解を促進しようとはされているが、難解過ぎて置いてけぼりに遭う。数式の難解さと、前作より飛躍した事例に興味が失せてしまった。 と、難点ばかり上げてしまったが、こう言った常識にとらわれない、新しい観点を持つ事が大事、と言う事はよく分かった。

Posted by ブクログ

2021/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ファクトフルネス』みたいに分かりやすさ重視もいいけれど、たまにこういう難解なのも読んでおかないと、読解力が維持できない気がして、紀伊国屋の科学書コーナーで発見・購入。 ある法則(一つの見方)で色んなことが説明できるって本を昔から都度都度に読んでいる。岸田秀の唯幻論とかお気に入りだった。 著者のコンストラクタル法則自体は、生物学や水文学をかじっていれば、ロジスティック曲線など目新しいことはないものの、すべてのデザインは流れを止めないようになった結果であり、止めなかった生物、社会、組織が発展する、という見方がポイントと思う。この前に『国家はなぜ衰退するのか』を読んだのだけれど、主張が似ている感じだが、自然界の法則を人間社会まで演繹するのはちょっと無理があるかな。昔の東側で育った人だから、束縛されない社会の大事さを訴えたいのかもしれない。 それにしても難解。分かりやすいテーマもあるけれど、熱力学の図や数式で説明されても、説得されないのは知識が不足してるから?それとも他の書評で見るように話しが飛びすぎなのか?『流れとかたち』から先に読むべきだったかも。

Posted by ブクログ

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