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偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
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偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

降田天(著者)

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偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/04/26
JAN 9784041079461

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商品レビュー

3.8

67件のお客様レビュー

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2026/03/01

軽く読めて面白い 短編集かと思いきや、 最後2話が繋がっていて、 狩野の過去とも繋がって面白い 全話しっかりどんでん返し系です

Posted by ブクログ

2026/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本推理作家協会賞受賞作。 短編が5編 日常で起きる犯罪がテーマで、謎解きは元刑事で今は交番勤務の狩野雷太。 彼の見かけは砕け過ぎた服装と態度で、のらりくらりと質問をする。それが次第に事件の核心に迫り自縄自縛、他縄自縛?に追い込まれていく。読みながら狩野なぜこんな質問をと思っているうちにハハァと腑に落ちる。この展開が愉快で面白い。ストーリーも軽いものが多いが(犯罪ではあり被害者もいることはいるが) この狩野雷太ができる刑事から神倉駅前の交番勤務になったのか。 個々の事件はさすがに関係者の思惑も重いが、短編でもスッキリ曰く因縁の種明かしがあるところなど、さすがに受賞作。 ☆鎖された赤 僕は少女を誘拐した消去を神倉にある蔵にかくしている。 話変わって、介護施設に入って空き家になっている祖父の家の様子を見に行った僕は庭の奥の蔵を見つける。三重の扉を開ける鍵がある。中を確かめるとどことなく既視感があった。 ぼくと祖父の蔵のイメージが重なって、心の深いところに応える部分がある。僕の深奥に潜む心理が巧みな語りで味があり特に面白い。文芸作品の高度なテクも感じられる。 ☆偽りの春 シニアの詐欺集団。リーダーの和枝は、平等に分配していた金を仲間に持ち逃げされる。その上1000万円出せと脅迫状が来る。脛は傷だらけ。金の工面に知恵を絞って手に入れるが、途中で出会った親切なおまわりさんが家まで送ってくれた、彼は鼻が効いた。これは狩野紹介作品。でもオチが絶品。 ☆名前のない薔薇 新種の薔薇は挿し芽でも増やせる。薔薇新種育種で有名になったいい子の理恵ちゃんは母も気に入っていた。 しかし俺は内緒だが泥棒。理恵にあげたくて薔薇屋敷から薔薇を一輪盗んできた。品種登録のない美しい薔薇。 理恵も薔薇を育てていた。そして彼女がつくりだしたという薔薇は絶賛されて売れた。理恵も人気が出た。しかし人気に陰が。 ☆見知らぬ親友 恵まれた友達と、貧しいながら美大に通っている私。親友と言われて同じマンションに無償で住まわせてくれ何かと援助してくれる。無邪気に私を親友で好きだと言ってくれる、私はそのたびに密かに彼女を憎む。恵まれている彼女は私に故意に施しをしているのではないだろうか。苦学生ゆえに疑心暗鬼に陥ってしまう女性の心理の行き先が。 詰めが少し甘いように思うが、それでもミステリとしては面白い。 ☆サロメの遺言 売れている作家は、過去に付き合った女が死ぬのを見ていた。作品に出演させろと脅し半分で懇願された結果だが、逮捕されても黙秘を続け、狩野と話したいという。 取り調べは父の犯罪にかかわった狩野で。彼になら真実を話すという。 父は美術教師だったが、生徒を焼死させて自殺した。取り調べのいきさつを知りたい。 狩野の重い過去と共に息子の願いも重い。 全く知らなかった降田天という作家を初めて読んだ。面白くて読みやすく、一気読みの本に出合ったことが嬉しい。 降田 天 (ふるた てん)は日本の小説家・推理作家。 萩野 瑛 (はぎの えい)と 鮎川 颯 (あゆかわ そう)が小説を書くために用いている筆名のひとつ。 他に 鮎川 はぎの (あゆかわ はぎの)、 高瀬 ゆのか (たかせ ゆのか)の名義がある [Wikipedia]

Posted by ブクログ

2026/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

倒叙ものを生かした犯人目線でのハラハラ感と、不気味で不穏な空気感が楽しめました。 主人公のお巡りさんは登場するシーンは少ないのに存在感があり、犯人と話していると自分も取り調べを受けているような緊張感があります。 1話、2話の犯人はある意味被害者でもあって、結末を知ると少し切なくなりました。 警察が助けるのは弱い者ではなく正しい者。という作中の一文が胸にきます…。 そして物語りが進むにつれて明らかになる狩野の過去は、消えない後悔とそれでもその当時刑事として全力を尽くしたこと、これからもその罪を背負って警察官を続けていく覚悟が窺えました。 個人的にはドラマに向いてそうなお話だなあと思います。 それにしても一沙の天才の狂気には、恐怖を超えて引いちゃいました…。笑

Posted by ブクログ