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フィンランド語は猫の言葉 角川文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/04/24 |
JAN | 9784041075388 |
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フィンランド語は猫の言葉
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フィンランド語は猫の言葉
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商品レビュー
4
28件のお客様レビュー
日本にはあまり身近でなかったフィンランドへの留学体験。昭和50年代後半、今より海外がちょっとばかり遠かった頃。 前知識なく留学したからこそ経験できる体当たり滞在期。 ちょっと「どくとるマンボウ航海記」に雰囲気ガ似ている気がする。
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言語の海を渡る冒険に出てみたい 言葉を知って、文化を知って、そして人の温かさを知れるんだと思う 言葉は手段のひとつで、言葉を越えて伝わる温度みたいなものがあるんだと思う 言葉を学ぶ過程で、そんなものを感じたい 「苦労は優しさに還元されていく。」 歳を重ねることの魅力だと思った。
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著者のタフさに惹かれる。 常人では身につけられない圧倒的な強さとしなやかさ。(作中、"フィンランドで泣いたことは2回ある"と書かれていたが、たったの2回!?と驚かされた) 何のアテもない外国へ一人渡り、文字通り、言葉がなにも分からない状態から著者のフィンラン...
著者のタフさに惹かれる。 常人では身につけられない圧倒的な強さとしなやかさ。(作中、"フィンランドで泣いたことは2回ある"と書かれていたが、たったの2回!?と驚かされた) 何のアテもない外国へ一人渡り、文字通り、言葉がなにも分からない状態から著者のフィンランド語の学びがスタートする。 大学での試験の様子や摩訶不思議な文法・授業内容に苦戦する著者の目線が克明に描かれる。 何も知らない状態からスタートした外国人の気持ちと読んでいる私たちが同化して、混沌としたフィンランド語の世界に迷い込む。 作中、フィンランド語に関する文法や発声学などの詳細な話が出てくるのだが、読むのだけでも一苦労だった。私は外国語に全く明るい方ではない。そんな素人にとってフィンランド語はもう、呪文の言葉のようだった。 そんな過酷な状況を著者はユーモアで乗り越える。 一つ一つの事象に著者のおもしろコメントがつくことが楽しい。たまにニヤリとしながら読んだ。 フィンランドの主食であるじゃがいもを通して自身の外国生活の振り返りを行う章がとても好き。 ほぼ前例がない知的分野に飛び込むということがどういうことなのか、言葉が分からない・伝えられないという状態はどういうことなのか、その一端を知れたのがとても良かった。 「フィンランド語は猫の言葉」という題に惹かれて衝動的に手にしたのだが、まさかこんな知性的は冒険譚に出会うとは思わなかった。
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